原点としての60年代

2024 6月号No.1355

建築ジャーナル

定価:900円+税

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◆お詫びと訂正
今号の記事中に以下の通り誤りがありましたので、執筆者・読者の皆さまにお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。
<P3 右段 下から2行目> 誤:旧制五高の⇒正:旧制三高の
<P26 右段 下から9行目> 誤:導入に向けて技術者を養成するため「特殊法人日本原子力研究所(原研)」が6月15日に設立された。
⇒正:わが国の原子力研究開発は1955(昭和30年)年に制定された原子力基本法に基づいており、同法には原子力の総合的研究開発を行う研究機関の設置が謳われている。この機関が「特殊法人日本原子力研究所(原研)」であり、同年6月15日に設立された。

特 集

原点としての60年代

熱気渦巻く1960年代。安保闘争を初めとする学生運動と政治の時代、そして高度経済成長の時代。都市環境は新都市計画法施行や容積制導入とともに開発型へと突き進み、暴走する経済活動の弊害は、公害となって大きな被害をもたらした。60年代には実にいろいろなことがあった。日本最初の原発が東海村にでき、64年には東京五輪開催、東海道新幹線や東名高速が整備され、70年大阪万博に向けて機運が高まっていった。原発、五輪、万博、都市開発によるさまざまな問題…。1960年代に起こった出来事は奇妙なまでに私たちがいま直面する課題とリンクしている。問題の根っこは実は60年代にあるのではないか。いまあらためて60年代を振り返る。

6月号特集「原点としての60年代」より

  • 対談

    なぜ60年代か|代島治彦×松隈 洋 3

  • 文学から見る60年代

    学生の叛乱の底流にあったもっと大切なこと|小笠原博毅 8

  • 映画から見る60 年代

    「映画」が「批評」となる時

    大島渚の輝き、ドキュメンタリー映画の新たな幕開け|森山直人 10

  • 演劇から見る60 年代

    拡張されようとしていた「演劇」|森山直人 12

  • インタビュー

    60年代が今の生き方にどうつながっているか|阿部知子 聞き手:山本 至 14

  • あの10 年、この10 年 建築比較

    汎日常の起点から転換点へ 1960年代と最近10年の建築表現の観測|山本想太郎 17

  • 人口減少時代の容積制について考える|大澤昭彦 20

  • 1968 新都市計画法から半世紀 新たな仕組みづくりへの期待|藤賀雅人 23

  • トピック

    1966最初の原発 なぜ日本に原発ができたのか 黎明期の研究者が語る|青木美希 26

    60年代の都市・道路・交通 モータリゼーション=自動車社会の到来|中野恒明 28

    ベッドタウンと郊外化 庭つき郊外一戸建住宅のはじまり|竹内孝治 30

    1964東京五輪 東京時間旅行 驚愕の現実を見る|貴志謙介 32

    1970万博 社会が若い建築家の可能性に賭けたとき|五十嵐太郎 34

  • インタビュー

    1960世界デザイン会議とは何だったか|黒川雅之 37

連 載

  • 五十嵐太郎の先読み編集局【185】ニュルンベルクの宴の後|五十嵐太郎 41
  • お城と日本人(福岡城)【40】沈んでは浮かぶ福岡城天守の再現話|毛利和雄 46
  • 伊藤潤一の児童養護施設全国行脚 【27】児童養護施設 神戸長田こどもホーム[前編]|伊藤潤一 47
  • まちの胃袋【149】たくみ珈琲店のアフタヌーンティー(鳥取県鳥取市)|山崎 亮 48

情報ポスト

<能登半島地震>
現地からの報告3|川上光彦 42
<読者の視点>
被害による絶望とその結末|中畑 彩 44
<福島>
「禍転じて福と為す」ために|遠藤知世吉 45

建築

URまちとくらしのミュージアム/設計組織ADH(東京都北区/同港区)
TIME(山口県周南市)
JA設計(東京都中央区)

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