2003年、下北沢に道路計画が発表され、騒然となる。それから20年、地下化された小田急線の上にできた「BONUS TRACK」が話題になるなど、再び下北沢に注目が集まっている。論争になった駅前広場や道路建設予定地は今、どうなっているのか。200回を超える話し合いがもたれたという「都市計画の民主主義」は、どのような仕組みであるのか、下北沢から学ぶ。
4月号特集「下北沢の20年」より
対談
対立から対話へ 協働のプラットフォーム「ラウンドテーブル」をつくる|保坂展人×小林正美 4
対談追記
下北沢のまちづくりが現代に与える意味|小林正美 10シモキタを歩く
「今のシモキタ」を感じる、まち歩きスポット|前田道雄+廣田芽生 12
インタビュー
下北沢駅前広場と都市計画道路54号線のゆくえ|丸山寛樹 19
「BONUS TRACK」ができるまで|向井隆昭 22
「ミカン下北」とその後|角田匡平 26
プレイヤーの証言
人をつなぐ街を創る 住民参加の仕組みづくり|小柴直樹 29
街は誰のもの? から始まるシモキタ街物語|下平憲治 32
シモキタ園藝部のつくり方 緑と人がかかわり合うまちづくり|関橋知己 36
コラム
記号を喪失する下北沢 ロータリーがまちにもたらすものは|山本 至 39