歴史的位置づけ、主要著作を読む、磯崎新の建築を見に行く、の三本立てで、磯崎新の幻想と現実に向き合う。
10月号特集「磯崎新とは何だったのか」より
磯崎新を位置づける
Ⅰ 磯崎新とは何だったのか|松山 巖 2
Ⅱ 和様化を体現した建築家|難波和彦 4
Ⅲ 磯崎新との距離|日埜直彦 6
磯崎新の4 部作
『現代建築愚作論』[1961]を読む ハッタリ屋遁走曲―社会をまなざす仕掛け人たち|吉野良祐 7
『空間へ』[1971]を読む なぜ磯崎には批評性がないのか|山本 至 9
『建築の解体』[1975]を読む 建築と、七燈の解体|江本 弘 12
『手法が』[1979]と『建築の修辞』[1979]を読む 手法・修辞論の現代性|橋本吉史 16
エピソード
磯崎新の福岡、六本松アトリエ時代|佐藤俊郎 18
磯崎新の建築を見に行く
岩田学園1964+旧・大分県立大分図書館1966[大分県大分市]大地への暴力、内包する矛盾|石井翔大 21
北九州市立美術館1974+北九州市立中央図書館1974[福岡県北九州市]ダイナミックな空間展開|照井善明 24
群馬県立近代美術館1974[群馬県高崎市]非人間主義の建築|印牧岳彦 27
つくばセンタービル1983[茨城県つくば市]住民をやさしく包むスキャンダラスな量塊|種田元晴 30
水戸芸術館1990[茨城県水戸市]磯崎新が見据えた建築のその先|津川恵理 34