2020年7月12日、「民族共生象徴空間」として複合施設ウポポイが開館した。設計は久米設計、アトリエブンク、ドーコンなど(施設によって異なる)。国立の最大級のセンターができたとしても、むしろ、独自の活動をしているそれぞれの館に注目する必要があるのは当然のことだ。「北海道百年記念塔」の解体と新たなモニュメントコンペも進行している。建築、場所、史跡記念物の視点から「民族共生」とは何かを考える。
10月号特集「アイヌ民族と建築」より
アイヌ民族と建築をめぐる旅 行程表 4
札幌アースダイブ 8
座談会1
札幌アースダイブから見えてきたもの│谷本晃久+マユンキキ+小田原のどか+山川冬樹 10
インタビュー
チセを語る│野本正博 16
座談会2
2泊3日の取材旅行を終えて│マユンキキ+小田原のどか+山川冬樹 20
旅を振り返って
北海道から「わたしたち」の歴史をたどり直す│小田原のどか 26
誰しもが他人事にすべきではないこと│マユンキキ 30
「呪い」と「夢」の家│山川冬樹 31
セトラー・コロニアリズムと百年記念塔
なぜ北海道百年記念塔は壊されているのか セトラー・コロニアリズムの視点から│小田原のどか 32