今年は関東大震災から100年。関東大震災からの復興のシンボルとしてかけられた橋は、時を経ても住む人、往来する人の喜びであり、誇りである。そんな気概のある橋がこれからもっとできていってもいいのではないか。美しい橋、かっこいい橋、楽しい橋…。歴史遺産としての橋、エンジニアリングとデザインの結晶としての橋を考える。
8月号特集「美しい橋」より
鼎談
美しい橋について語ろう│斎藤公男+八馬 智+渡邉竜一 4
関東大震災から100 年
震災復興橋梁の現状│高浦秀明 12
異業種鼎談
これからの時代、いかに技術継承していくか│青木 茂+芥川英祐+高浦秀明 18
美しい橋
〈イナコスの橋〉世界に2つとない橋│石井翔大 24
〈馬見原橋〉馬見原橋に見るデザインの「土木性」│矢橋 徹 26
〈太田川大橋〉水の都・ひろしま」の歴史・文化と国際コンペ│山下和也 29
〈中橋〉中橋を潜り、海溜りに沈む鉄骨の一塊に捧ぐ│千葉 一 32
〈大鳴門橋〉淡路から徳島へつながる自転車道計画│荻原雅史 35
映画に見る橋│高浦秀明 38