2022年5月、本土復帰50年を迎えた沖縄。激動の歴史をふりかえり、復帰前後を中心に現代まで、沖縄建築史を描く試み。
5月号特集「沖縄建築の半世紀」より
沖縄近現代建築史をとらえるための前置きとして|入江 徹 3
米軍統治時代の沖縄建築を支えた人々|普久原 朝充 6
若手が見た沖縄名建築
那覇市民会館 沖縄の伝統文化と近代建築|宮城 壮 10
ホテルムーンビーチ 沖縄の建築文化に浸透したピロティ空間とその行方|國定義弘 12
読谷壺屋共同窯 制作の場か観光地か、そのはざまで|山口瞬太郎 14
名護市庁舎 象設計集団はどのように沖縄と向き合ったか|蒲地史子 16
小禄南公民館・図書館 階段状の山のような形態|二階堂 将 18
那覇市立石嶺中学校 外部に近づくおおらかさ|富永清加 20
沖縄キリスト教短期大学 豊かな時間の流れる学び舎|宮城江利奈 22
沖縄県平和祈念資料館 喪失の果てに現れた聖地|玉城 力 24
コラム
審査を通して見た沖縄建築の未来|伊礼 智 26
沖縄の近代建築の夜明け
県外からの先駆者たち|中本 清 28
沖縄の歴史的風土を歩く
琉球/沖縄の街と建築|福村俊治 31
座談会
若手建築家たちに聞く沖縄建築の変化|國定義弘×玉城 力×二階堂 将×宮城江利奈 司会・入江 徹 35