古都京都は名作現代建築の宝庫である。原広司の京都駅、山田守の京都タワーをはじめ、前川國男の旧京都会館(現在ロームシアター京都)、大谷幸夫の京都国際会館、磯崎新や安藤忠雄の建築など、意欲的な現代建築が多く建ってきた。景観保護の観点から建築規制が強化され以前のように新しいものは自由に建てにくくなったが、今も力のある建築家たちが活動の拠点としている。古都で見過ごされがちな現代建築の魅力と、古いもの新しいものがまじりあい多様な表情を見せる京都の景観を考える。
「京都の現代建築」より
京都の建築家たち|垣内光司×木村吉成×松本尚子×森田一弥 4
地元建築家がお薦めする京都の現代建築 10
京都と景観
京都の景観政策の進化と建築・景観デザインの展望|門内輝行 22
京都の景観について語る|長坂 大×魚谷繁礼×文山達昭(オブザーバー) 29
京都の現代建築を3つの区切りで考える|森田一弥 34