気象のフォークロア

2021 9月号No.1320

建築ジャーナル

定価:900円+税

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特 集

気象のフォークロア

大雨、洪水、土砂崩れ、地震、津波。自然災害の激甚化が止まらない。気候変動は世界的に近年の大きな関心事の一つだ。日本の気候も大きな変化の流れの中にある。これまで日本人は気象とどう折り合いをつけてきたのだろう。これからどう向き合っていけばよいのだろう。建築は気象から身を守るためのシェルター。気象と建築、自然と人間の付き合い方を、土地々の記憶を紐解き考える。

「気象のフォークロア」より

  • Q&A 気象予報士に聞く

    天気に関する素朴な疑問|太田絢子 4

  • 気象の記憶会

    自然災害と飢饉の歴史|田家 康 6

    民族的防災・減災の知恵|畑中章宏 10

    美しい地名にはご注意を|菊地恒雄 13

  • 激甚災害とどう向き合うか

    何が生死を分けたのか 命を守る「流域治水」と「多重防護」|嘉田由紀子 16

    防潮堤を断った集落の話 東日本大震災10年後を歩く|加藤裕則 23

    田老と釜石で学んだこと|西川直子 29

連 載

  • 五十嵐太郎の先読み編集局【152】建築系勝手メディアver.3.0とは何か|五十嵐太郎 31
  • 手づくりこしらえの記【8】革靴|坂口恭平 38
  • 小さな町 川尻の震災報告【49】古川保の伝統構法万歳【震災編】|古川 保 40
  • 前川國男論◎戦後編【41】コンペと博覧会で培われた方法論|松隈 洋 42
  • まちの胃袋【117】タルマーリーのパン(鳥取県智頭町)|山崎 亮 48

緊急連載

美観論争から55年 東京海上ビルに解体の危機【4】
東京海上赤レンガビルの想い出|太田資暁 32
ある日、皇居前広場を通り過ぎた者の雑感|石井翔大 33

情報ポスト

<読者の視点>
くまもとアートポリス再考|ASOMI 35
<福島>
2050年カーボンニュートラル 脱炭素という黒船来航|遠藤知世吉 36
<岐阜>
建築家・坂田美郎と川辺西小学校|竹内孝治 37

建築

秦・伊藤設計(山形県山形市)
エムロード環境造形研究所(群馬県渋川市)
現代計画研究所(東京都練馬区)
健康設計(東京都品川区)
杉浦事務所(横浜市港北区)
彦坂昌宏建築設計事務所(愛知県豊橋市)

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