生活に欠かせないエネルギー。電力供給の6%ほどでしかない原発はあきらかにすでになくても困らないが、火力には頼らざるを得ないのが現状だ。さらに送配電網は旧一電が独占状態で、フェアな運用がなされる保証も透明性もない。原発事故から10年、期待された再生可能エネルギーへの切り替えは勢いを失ってきたようにも見える。今の生活を維持しながらも、既存のシステムに取り込まれない生き方はできないか。再エネの現状と、エネルギーの地産地消、自給自足の可能性を探る
「じぶんのエネルギーは、じぶんでつくる」より
電力の民主化
オフグリッドで私たちが手にするもの|田中 優 4
再生可能エネルギーのいまと未来|竹村英明 8
見学+インタビュー
建築もエネルギーもじぶんごと|湯浅 剛 11
エネルギー地産地消
葛尾創成電力の挑戦|鈴木精一 14
牛と太陽のめぐみ|髙﨑耕太郎 16
自治体新電力の取り組み 久慈地域エネルギー|北村和也 18
保存版
再生可能エネルギー素朴な疑問と難解用語集|竹村英明 21
未来のエネルギー
【小水力】地域で生かす小水力発電|上坂博亨 24
【鶏糞バイオマス】鶏肉と鶏糞電力をセットで供給|古舘裕樹 25
【地熱】地熱資源の保護と持続可能な活用|佐々木 裕 26
【波力】波力実用化に向けて地域に開かれた開発実験中|堂谷 拓 28
じぶんのエネルギーは、じぶんでつくる
再エネ・オフグリッドの意義と可能性、展望|O2Farm 大津愛梨 29