特 集
沼 湿地 荒地論
住むのにも耕作するのにも適さぬ土地。人の近くにあっても、生産とは無縁と思われ、放置されているところ。湿りすぎていたり、乾きすぎていたりして、人が好まぬのになぜか言い伝えや物語が生まれる場所。そんなところに潜むものが今、見直されている。2019年11月号「地べたの思想」に続く「沼地 湿地 荒地」編。地の力を文化史的、社会科学的、自然科学的に解き明かし、掘り起こす試み。
「沼 湿地 荒地論」より
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インタビュー
沼とその効用|嘉田由紀子 3
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沼 湿地 荒地論
沼地の創造力|伊藤 毅 8
干拓休耕地を干潟に復元 三重県英虞湾の試み|国分秀樹 11
湿地・池沼からの世界観 水辺の犠牲を偲ぶ|千葉 一 14
荒れ地という創作論を持って、遠い村を訪れる|佐藤研吾 18
干潟から見えた世界 ドキュメンタリー映画「東京干潟」「蟹の惑星」の撮影を通して|村上浩康 22
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沼さんぽ
関東一沼が多いまち|山崎太資 26
連 載
- 五十嵐太郎の先読み編集局【149】金正日が改造した劇場都市・平壌|五十嵐太郎 28
- 手づくりこしらえの記【7】ショートパンツ|坂口恭平 29
- 見えない都市【9】小さな野生/野性|連ヨウスケ+山川 陸 32
- お城と日本人 木造化論争の行方【31】河村市長、新人候補退け5選 名古屋城天守木造化の行方|毛利和雄 36
- 前川國男論◎戦後編【38】単位空間によるプランニングの方法論へ|松隈 洋 43
- まちの胃袋【112】ウインドファームのコーヒー豆(福岡県水巻町)|山崎 亮 48
緊急連載
- 美観論争から55年 東京海上ビルに解体の危機【1】
- 東京海上ビルディングに託された公共空間はどこへ|松隈 洋 34
- 前川國男の超高層ビル構想|松原隆一郎 35
情報ポスト
- <福島>
- 持続可能な建築のゆくえ ウッドショックは語りかける|遠藤知世吉 37
- <読者の視点>
- 日英米のコミュニティスクール集成|渡邉昭彦 38
- <東京国道 街路樹伐採問題20>
- 愛 みち子 39
- <江戸川区>
- 葛西臨海水族園とグリーン・リカバリー|安田幸一 40
建築
- ESPAD環境建築研究所(東京都世田谷区)
光崎敏正建築創作所(名古屋市千種区)
針谷建築事務所(静岡市駿河区)
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