あのときどうしてた? 東日本大震災から10年

2021 3月号No.1314

建築ジャーナル

定価:900円+税

注文数

特 集

あのときどうしてた? 東日本大震災から10年

あの日、日本中の人が、地震で建物が倒壊し、津波にまちがのまれる光景を見た。東日本大震災から今年で10年。ビジョンなくハード優先で進む復興、原発問題は課題山積、10年経っても仮設住宅での暮らしを余儀なくされる人々がいる一方で、人々の関心はだんだんと薄れつつある。同時に起こった原発事故も含め、あのとき「何か変えねば、何か行動せねば」とみんなが強く思ったはずだ。「震災」が他人事になりつつある今、この10年の成果と課題を振り返り、もう一度わがこととして考えたい。

「あのときどうしてた? 東日本大震災から10年」より

  • 9のトピック

    ・東日本大震災からの復興と建築家の貢献|小野田泰明 2

    ・防潮堤の建設を拒み、塩性湿地を復元|畠山 信 4

    ・3.11以降に福島県内に建設された木造仮設住宅のその後|滑田崇志+浦部智義 6

    ・原発映画ベスト3|西川直子 8

    ・杉の柱材備蓄で災害に対して粘り強いまちに|内野輝明 9

    ・三重・芦浜、原発の断りかた|柴原洋一 10

    ・大川小学校の設計者が今思うこと|北澤興一 12

    ・帰らない選択、避難する権利|瀬戸大作 14

    ・都市計画家たちの10年|高鍋 剛+渡会清治 16

  • アンケート

    10年前のあの時を忘れない 12人からの回答|宮島 豊、福士 譲、六本木久志、安田直民、五十嵐太郎、阿部直人、山内正樹、樫村幸子、中尾 忍、寺本和雄、三原宏樹、中俣知大 18

連 載

  • 未来へのおくりもの 震災十年の検証【7】持続可能な災害復興に向けて|廣瀬俊介 32
  • 五十嵐太郎の先読み編集局【146】労働者の街の建築とアート|五十嵐太郎 37
  • 居住の夢・戦後住宅ク年代記ロニクル【35】1975~加納敬二郎と「建主参加の住まいづくり」|竹内孝治 38
  • 前川國男論◎戦後編【35】唯一無二のモニュメントとして|松隈 洋 43
  • まちの胃袋【111】徳川家康のみかん(静岡県静岡市)|山崎 亮 48

情報ポスト

<福島>
原発事故62kmでの10年|遠藤知世吉 31

建築

<建築最新事情>
東日本大震災・原子力災害伝承館|渡部和生/惟建築計画+日本大学工学部空間デザイン研究室
西内貴会館/トウキョウホテル01 / Vessel鎌倉1st│キノアーキテクツ(東京都新宿区)
タムラ製作所坂戸事業所 再開発プロジェクト新棟3 /株式会社日本運搬社 群馬ターミナル倉庫/厚木配送センターA棟/消防器具置場 第3分団第10部/戸田競艇場トイレ改修工事|梶建築設計事務所(東京都千代田区)
<建築集>
龕建築デザイン(埼玉県狭山市)
柳澤孝彦+TAK建築研究所(東京都千代田区)
タカトタマガミデザイン(東京都渋谷区)
ken-ken一級建築士設計事務所(横浜市中区)
東畑建築事務所名古屋オフィス(名古屋市中村区)
一級建築士事務所 設計組織DNA(京都市下京区)

一覧を見る

top