新・廃墟論

2021 2月号No.1313

建築ジャーナル

定価:900円+税

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特 集

新・廃墟論

人はなぜ廃墟に惹かれるのだろう。18世紀から19世紀のヨーロッパでは芸術の対象として、日本でも1970年代にはじまり、1980年代以降、何度かブームが起こるなど、廃墟はながく人々を魅了してきた。建築がその機能を失い、朽ち果て、自然と一体となったときに感じられる魅力の源泉はどこにあるのか。また、建築の新しい受容のされ方としての廃墟のありようを探り、あらためて建築を考える契機にしたい。

「新・廃墟論」より

  • 座談会

    廃墟はなぜ人を惹きつけるのか|小澤京子×栗原 亨×星野 藍×三井 嶺 3

  • 写真で見る廃墟

    国内10選+海外3選|栗原 亨+星野 藍 8

  • 廃墟の建築論Ⅰ

    廃墟から宝を掘りあてる―廃墟をめぐる覚書2020|岡田哲史 21

  • 廃墟の建築論Ⅱ

    ふたたび建築をめざして 廃墟とバラックが絡み合う場所|渡辺菊眞 24

  • 廃墟を歩く

    矢納水力発電所跡|匿名廃墟初心者 27

  • 連 載

    • 未来へのおくりもの 震災十年の検証【6】城塞都市とオリーブ畑―行政と住民の関係を考える|加藤裕則 28
    • 五十嵐太郎の先読み編集局【145】大学博物館と展示デザイン|五十嵐太郎 33
    • 小さな町 川尻の震災報告【47】古川保の伝統構法万歳【震災編】 34
    • 手づくりこしらえの記【6】畑|坂口恭平 35
    • 前川國男論◎戦後編【34】「音楽の殿堂」東京文化会館の誕生|松隈 洋 38
    • 見えない都市【7】拡がる身体|連ヨウスケ+山川 陸 43
    • 仕事場【62】多拠点、多地域、多領域―柔軟な働き方の実践|多和良屋 46
    • まちの胃袋【110】地元産の牛乳を使ったモッツァレラチーズ―中山さんのカプレーゼ(愛知県阿久比町)|山崎 亮 48

    建築

    <建築最新事情>
    フェリシアこども短期大学(旧:鶴川女子短期大学)|隈研吾建築都市設計事務所(東京都港区)
    <建築集>
    伊藤喜三郎建築研究所(東京都豊島区)
    アーキ・アーバン建築研究所+中出喜美男(石川県金沢市)
    小田裕美建築設計事務所(京都市左京区)

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