いつごろからか、コンビニやチェーン店スタッフのほとんどが外国人になった。働き手としての外国人の流入は2000年代になり、急激に増えているように思える。紛争や迫害から逃れ、難民として日本に渡ってくる人々も年々増えている。ふと目を向けると、私たちの生活の身近にさまざまな形で外国人が助け合って暮らすコミュニティが存在する。多文化混在社会へ足を踏み入れた日本はこれからどこへ向かうのだろう。多彩なルーツ、バックグラウンドを持つ人々が地域となじみながら、しかも独自の文化を守りつつ暮らせる社会は実現可能だろうか。
「外国人居住」より
序論
新大久保に見る外国人コミュニティと日本人社会の共存|室橋裕和 2
山梅ビル アキバモスク探訪記
まちかどから広がる多文化共生の場|山近資成×連ヨウスケ 7座談会
隣の外国人|ベルトラン×トニー×マルコス×朱 曦 12
聞き手…酒井仁子・山近資成・三木知子
支援団体アンケート
もっと知ってほしい日本の在住外国人をめぐる課題
A.F.P.S. アジアン・ピープルズ・フレンドシップ・ソサエティ|吉田真由美 17
NPO法人難民支援ネットワーク REN|石谷尚子 18
難民を支援し連帯する会|酒井雅己/酒井仁子 19
SYI 収容者友人一同|柏崎正憲 19
NPO法人アルぺなんみんセンター|有川憲治 21
外国人居住とコミュニティ
遠くて近くの場所 葛飾区四つ木の「リトルエチオピア」|小出幸次郎 22
外国人の日本の住環境への適応プロセス|鈴木あるの 26