2020年11月号 外国人居住

2020 11月号No.1310

建築ジャーナル

定価:900円+税

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特 集

外国人居住

いつごろからか、コンビニやチェーン店スタッフのほとんどが外国人になった。働き手としての外国人の流入は2000年代になり、急激に増えているように思える。紛争や迫害から逃れ、難民として日本に渡ってくる人々も年々増えている。ふと目を向けると、私たちの生活の身近にさまざまな形で外国人が助け合って暮らすコミュニティが存在する。多文化混在社会へ足を踏み入れた日本はこれからどこへ向かうのだろう。多彩なルーツ、バックグラウンドを持つ人々が地域となじみながら、しかも独自の文化を守りつつ暮らせる社会は実現可能だろうか。

「外国人居住」より

  • 序論

    新大久保に見る外国人コミュニティと日本人社会の共存|室橋裕和 2

  • 山梅ビル アキバモスク探訪記

    まちかどから広がる多文化共生の場|山近資成×連ヨウスケ 7

  • 座談会

    隣の外国人|ベルトラン×トニー×マルコス×朱 曦 12

    聞き手…酒井仁子・山近資成・三木知子

  • 支援団体アンケート

    もっと知ってほしい日本の在住外国人をめぐる課題

    A.F.P.S. アジアン・ピープルズ・フレンドシップ・ソサエティ|吉田真由美 17

    NPO法人難民支援ネットワーク REN|石谷尚子 18

    難民を支援し連帯する会|酒井雅己/酒井仁子 19

    SYI 収容者友人一同|柏崎正憲 19

    NPO法人アルぺなんみんセンター|有川憲治 21

  • 外国人居住とコミュニティ

    遠くて近くの場所 葛飾区四つ木の「リトルエチオピア」|小出幸次郎 22

    外国人の日本の住環境への適応プロセス|鈴木あるの 26

  • 連 載

    • 五十嵐太郎の先読み編集局【142】ホンマタカシが撮影する妹島和世|五十嵐太郎 30
    • 未来へのおくりもの 震災十年の検証【3】脱原発の地域再生はどう可能か?|廣瀬俊介 32
    • 小さな町 川尻の震災報告【44】古川保の伝統構法万歳【震災編】 36
    • 居住の夢・戦後住宅ク年代記ロニクル【32】1971 積水ハウス「テラステン」プレハブでまちをつくる|竹内孝治 38
    • 前川國男論◎戦後編【31】転換点としての京都会館|松隈 洋 44
    • お城と日本人―木造化論争の行方【29】名古屋城 懸案の基礎構造の代替策部会またぐ調整会議で検討へ|毛利和雄 49
    • まちの胃袋【107】「ああこれは愛知県の味だ」コンパルのエビフライサンド(愛知県名古屋市)|山崎 亮 50

    情報ポスト

    <宮城・仙台>
    宮城・仙台 美術館は誰のものか―宮城県美術館移転問題を問う県民運動|高橋直子 31

    作品

    <建築最新事情>
    横浜ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート 
    ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜|観光企画設計社(東京都港区)
    天草市複合施設「ここらす」|日建設計(東京都千代田区)
    <建築集>
    横須賀満夫建築設計事務所(茨城県水戸市)
    ジーエヌスタジオ(東京都渋谷区)
    宮里龍治アトリエ(愛知県新城市)
    新環境設計(東京都文京区)

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