2020年5月号 「堤防はなぜ決壊したか」

2020 5月号No.1304

建築ジャーナル

定価:900円+税

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特 集

「堤防はなぜ決壊したか」

堤防はなぜ決壊したか。それは、ダムとスーパー堤防に予算をつけるため―。途中の「計画高水位」までコンクリートで保護し、水がそれを越えると破堤するからくりだ。ダム建設で揺れるある県の河川課長が「災害は追い風」と思わず洩らして物議を醸したこともある。惨事便乗型治水はもう終わりにしよう。

「堤防はなぜ決壊したか」より

  • インタビュー

    繰り返す 惨事便乗型資本主義 堤防は決壊するようにできている|関 良基 2

  • 対談

    堤防はなぜ決壊したか

    国家の自然観、民衆の自然観|大熊 孝×関 良基 10

  • これでいいのか日本の治水

    ①都市と洪水被害

    スーパー堤防頼みからの転換を|まさのあつこ 7

    ②ダムが洪水被害を大きくする|今本博健 16

    ③台風19号が私たちに突き付ける問い

    八ッ場ダムを中心に|梶原健嗣 20

  • 堤防を乗り越えない水害

    タワーマンションの浸水被害はなぜ起こったか|金田ゆき 24

連 載

  • 松山巖と贅沢な読書会【16】ゲスト|猪木武徳 群衆の歴史 日本20世紀細見 26
  • 五十嵐太郎の先読み編集局【136】上海のパワーステーション・オブ・アート|五十嵐太郎 31
  • 小さな町 川尻の震災報告【42】古川保の伝統構法万歳【震災編】 32
  • 居住の夢・戦後住宅 クロニクル 年代記 【28】1984~サニーヒル表山と斜面集合住宅の時代|竹内孝治 36
  • 前川國男論◎戦後編【25】日本建築家協会の設立をめぐって|松隈 洋 42
  • 仕事場【57】福島から世界へ。効率的でクリエイティブな仕事術|ADX 48
  • お城と日本人―木造化論争の行方【26】特別史跡で遺構の毀損事故 新工程表でも2028年竣工は見通せず|毛利和雄 49
  • まちの胃袋【101】注文を聞いておくイタリア料理店 チーナ・ドゥの三平汁(北海道中頓別町)|山崎 亮 50

情報ポスト

<東京・千代田>
街路樹伐採問題16 |愛 みち子 34
<読者の視点>
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作品

<建築最新事情>
墨田区総合運動場|昭和設計(大阪市北区)/東日本総合計画(東京都墨田区)
<建築集>
バハティ一級建築士事務所(東京都渋谷区)
渡辺建築事務所(東京都豊島区)
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