2020年4月号 「川のある暮らし」

2020 4月号No.1302

建築ジャーナル

定価:900円+税

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特 集

「川のある暮らし」

まちをあるけば川にぶつかる。こんなにも身近な「川」だが、都市の中では近くて遠い存在だ。コンクリートで固められ、水辺の空間は寂しく、小川には金網フェンスがたてられ近づくこともできない。川をうまく使えば、きっとまちはもっと豊かになる。河川災害の甚大化、民間事業者の水辺開発の規制緩和が進んでいる今、あらためて川のある暮らしを考える。

「川のある暮らし」より

  • 川から見る東京

    きれいはきたない、きたないはきれい|鈴木健介 2

    耳の哲学/神田川タイムトラベル|ササマユウコ 6

  • 対談

    新しい価値が生まれる実験の場

    川に集まるパワー|岩本唯史×蘆田暢人 9

  • 事例紹介

    ◎岐阜県 郡上八幡

    川を使いこなす

    郡上人の知恵と空間|猪股誠野 12

    ◎滋賀県高島市・針江地区

    里山「針江」の川端文化|韓 準祐 14

    ◎善福寺公園内遅野井川

    子どもたちの夢水路を多世代で再生|滝澤恭平 16

    ◎横浜市・大岡川

    大岡川という資源と向き合う人々|岩本唯史 18

    ◎徳島市 新町川

    川は蘇る 有志から始まった活動|新居 直 20

  • 川は地域の原動力

    小水力発電という河川利用

    ◎奈良県東吉野村

    103年目の復活

    「つくばね水力発電所」|森口文明 22

    ◎徳島県吉野川

    清流吉野川を守り、川の力を暮らしへ|豊岡和美 23

    ◎長野県小布施町

    エネルギーをわれらが手に

    「小布施松川小水力発電所」|蘆田暢人 24

  • 水上生活の可能性|菅原 遼 26

連 載

  • 五十嵐太郎の先読み編集局【135】リニューアルしたMoMAにおける建築の展示|五十嵐太郎 30
  • 見えない都市【2】字幕で唄う故郷|山川 陸+連ヨウスケ 31
  • 松山巖と贅沢な読書会【15】ゲスト|石井翔大+種田元晴 日光とハムレット 34
  • 居住の夢・戦後住宅 クロニクル 年代記 【27】1974 篠原一男 「谷川さんの住宅」美しい共犯関係|奥山信一 32
  • 小さな町 川尻の震災報告【41】古川保の伝統構法万歳【震災編】 44
  • 前川國男論◎戦後編【24】テラスハウスというもう一粒の種子|松隈 洋 46
  • まちの胃袋【100】餃子ミステリー スヰート・ポーヅの焼き餃子(東京都千代田区)|山崎 亮 50

情報ポスト

<東京・千代田>
街路樹伐採問題15 |愛 みち子 45

作品

<建築最新事情>
高田松原津波復興祈念公園 国営 追悼・祈念施設|プレック研究所(東京都千代田区)/内藤廣建築設計事務所(東京都千代田区)
エニシング前掛けファクトリー|一級建築士事務所ジオプラス(東京都新宿区)
<建築集>
楠山設計(仙台市青葉区)
河原泰建築研究室(東京都中央区)
シーラカンス アンド アソシエイツ(名古屋市中区)

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