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建築ジャーナル
2012
9月号
No.1203
定価:900円+税

特集

スマートハウスがもたらす大きな代償

 


政府は、2020年までに新築住宅はZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を標準仕様としている。いわゆる「スマートハウス」と呼ばれるものだ。CO2が削減できる省エネハウスと謳っているが、CO2による地球温暖化は科学的根拠がない上に、“温暖化”対策を口実にした熱帯雨林の森の伐採、汚染が拡大しているのだ。表紙・目次にある住宅は、都心にありながらエアコンをまったく使わなくても快適なのだという。自然の力を最大限に活かした住まいをつくることこそが、本来の「スマートハウス」ではないのだろうか。

スマートハウスがもたらす大きな代償より

【科学者からの警鐘】それでも地球温暖化対策を信じますか|伊藤公紀
004
【NGO団体からの提言】地球“温暖化”キャンペーンが、熱帯雨林の森と暮らしの破壊を加速させる|清水靖子・辻垣正彦
007
【被害者からの訴え】苦情は「あなた一人」ではない エネファームの健康被害の現実
010
【設備設計者からの提案】エアコンのいらない気持ちの良い家はできる|山田浩幸
016



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【批評】
建築保存のポリエードル [9] 炭鉱・製鉄所の保存・活用―笠原一人 020
透けた明るさ [9] 「名作住宅の構造デザイン」 広瀬鎌二「SH-1」―小野暁彦 022
都市計画は誰のためにあるか [7] ポスト近代都市計画への道 6―中野恒明 042
前川國男の求めたもの [6] 卒業論文に見る前川國男の初心(下)―松隈洋 046

【建築と政治】
「異議申し立て」はオリンピックだけでよいのか―江原幸壱 050

【地域の話題】
東日本 柏市の設計事務所がお店コンペ提案、前田紀貞建築塾、前研究室 028
中  部 建築マップを計画、愛産大に木のギャラリー、「墨会館」改修へ 032
西日本 学生による大阪中央郵便局再生案、脱原発講演会、広島住宅研究会 034
九  州 九州北部豪雨その1、福岡県田川市・新園プロポーザル 036

【実務】
古川保の伝統構法万歳! [45] 「ニッポンは豊富な国内資源を活用せよ」 024
反電磁波講座 [82] 「医学界も無視できない電磁波過敏症の増加」―加藤やすこ 026

【NEWS】
World Report [34] スウェーデン環境教育の現況〈前編〉筒井英雄 040
五十嵐太郎の先読み編集局 [44] アーティストとともに、久しぶりに被災地をめぐる 045
まちの胃袋 [9] 「あいすくりんコロネ―北海道士別市」 山崎亮 054
Information 041
Focus 052




東日本建築集
<建築最新事情>槇総合計画事務所(東京都渋谷区) 東急設計コンサルタント(東京都目黒区)
<建築集>studio h+(東京都渋谷区) 佐藤建築環境研究所(神奈川県横浜市)
岩瀬アトリエ建築設計事務所(埼玉県さいたま市) 山之内建築研究所(北海道札幌市)




中部建築集
<建築集>CO2WORKS一級建築士事務所(名古屋市名東区) 蒼設計(静岡県御殿場市)
オオハタ建築研究所(石川県金沢市)




西日本建築集
<アーキテクツ・トーク>三好庸隆(建築家・都市環境デザイナー)×加藤恵正(経済学者)
<建築最新事情>昭和設計(大阪市北区)
<建築集>PPI計画・設計研究所(大阪市中央区) ベン建築設計(岡山市北区)




九州建築集
<建築集>小川建築設計事務所(北九州市ハ幡東区)



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