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建築ジャーナル
2011
7月号
No.1185
定価:900円+税

特集

震災復興と建築教育

 


東日本大震災で被害を受けたのは、町や建物だけではない。当地に住み、建築を学ぶ学生もまた被災者だ。みずみずしい感性で知識を吸収し、成長する学生は、ひとり一人が将来を担う設計者である。
建築を教える大学はどんな役割を果たせるのだろうか。そして学生は、被災の経験をどのように受け止め、将来に向かって歩き始めるのだろうか。その取り組みを探る。

「震災復興と建築教育」より

【プロジェクト】
■学生と手探りで始めた『番屋プロジェクト』で復興の一歩―竹内 泰
006
■年金生活者でも支払い可能な伝統工法型の恒久住宅って?―後藤 治
008
■被災の実相を示す「被災地フォトオーバーレイ」プロジェクト―渡邉英徳
010
■間伐材を使って学生が被災地に応急公民館を建設―東海大学
012
■まちの模型を再生の手がかりに 気仙沼みらい計画―槻橋 修
013
■仮設住宅の居住環境を改善する『仮設のトリセツ』発信―岩佐明彦
014
【提言】
■被災地に足を運び、『今できること』を考える―塚本由晴+貝島桃代
016
■耐震にすぐれた土嚢プロジェクト発足―渡辺菊眞
024
【教育支援】
■震災で痛感するキャンパスの必然性―本江正茂
018
■『漂流教室』による建築教育のリノベーション―五十嵐太郎
019
■『当たり前』を疑い考え直す機会に―北山 恒
020
【学生の声】
■『学校』がなくなる辛さ―加藤拓郎
022



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東日本版
中部版
西日本版
九州版



[建築家は何ができるのか]
東北の建築家からのメッセージA 福島の地場産材仮設住宅、宮城の新たな住民組織 038

[論評]
冷房電力節減のために夏涼しい家を、涼しいビルを!―生田信皓 003

[ひと]
オピニオンの視線 住宅をつくる発想で地域の資源となる高齢者施設をつくる―西尾正敏 028
Close Line NO! 被災地の性暴力、避難所の男女別トイレを義務化に 036

[地域の話題]
東日本 建築家住宅の会が提案するさまざまな低価格の自立型復興住宅 044
中  部 坂倉準三設計の伊賀市庁舎/増え続ける高層マンション 046
西日本 吹田市行政訴訟/鳥取市役所移転問題 ほか 048
九  州 宇城市立豊野小中一貫校計画/佐賀・環境NPOの被災地支援 ほか 052

[批評]
モダニズム建築のメッセージ(31) 倉敷国際ホテル(浦辺鎮太郎)―松隈洋 030

[実務]
古川保の伝統構法万歳! (32) どうして太陽光発電を国民に薦めるのだろうか 032
反電磁波講座(68) LEDの省エネ効果と生体影響―加藤やすこ 034
折り紙建築士養成講座(40) 菱型階段をつくろう―木原隆明 058

[NEWS]
五十嵐太郎の先読み編集局(31) 3・11以降の地元建築家による提案 054
World Report(29) バルセロナからも支援の声「橋工業応援団」開催 浅倉協子 055
実務者のためのマネジメント・ブック・ガイド(4) 『会計HACKS!』 納見健悟 056
Information 057
OPEN HOUSE(13) 「Sora2」 森健一郎 060
Focus 062




東日本建築集
梶建築設計事務所(東京千代田区) 横須賀満夫建築設計事務所(茨城県水戸市)
ナイスパートナー(東京都渋谷区) のあ設計事務所(茨城県つくば市)
松橋常世建築設計室(北海道札幌市) タムラ設計.(東京都新宿区)



中部建築集
高橋設計事務所(静岡県掛川市) タムラ設計,(富山県富山市)



西日本建築集
デザインオフィス・スタジオパートスリー(和歌山県御坊市) M.I.建築設計事務所(大阪市北区)
コヴァ建築デザイン事務所(広島県福山市)LPE.建築studio(広島県安芸郡)



九州建築集
渡久山設計(沖縄県浦添市)


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