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建築ジャーナル
2011
6月号
No.1183
定価:900円+税

特集

ほどほどの節電からわかるムダな電力消費

 


東日本大地震発生以降、経済活動の様式が一変した。冷房需要が増す夏場は、年間でもっとも電力が消費される時期だが、大混乱を引き起こした計画停電は何としても避けたい。
国民生活、経済活動に悪影響を及ぼす過剰な節電ではなく、ほどほどの節電が積み重なれば、大規模な節電効果が得られる。
逆に言えば、これまでがいかに過剰電力消費であったかが透けて見えてくる。

「ほどほどの節電からわかるムダな電力消費」より

■計画停電を避け、経済活動を損なわない。気軽な節電から始めよ―岩船由美子
006
■ただ「明るい」から不安なところが「見える」街路灯の節電を―角舘政英
008
■計画停電で痛感、ライフラインの一本化は危険―吉田研介
012
■震災発生後、節電を即実施。節電率は32%!―安井建築設計事務所東京事務所
013
■既存建築物の屋上・壁面を“木化”、熱帯夜抑制に効果大―越井木材工業
014
■快適性や健康を犠牲にした節電は持続することもムリ―田辺新一
016



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九州版



[建築家は何ができるのか]
東北の建築家からのメッセージ@ 共有する願いは地域に寄り添った住民主体の復興 018
行動する建築家@ 被災地に応じた避難所、仮設住宅をいち早く提供―坂 茂 026

[論評]
透徹した近代批判の上に立つ生活像、空間像を示せ―江上徹 003

[ひと]
オピニオンの視線 食も住まいも自然に寄り添った旅館を実現―中川誼美 030

[地域の話題]
東日本 コミュニティごとの「仮設市街地・集落」を/槇文彦氏工学院大学で講演 ほか 038
中  部 愛知県芸大、取り壊しへ/JIA東海支部シンポジウム ほか 040
西日本 中之島デザインミュージアム/府営住宅の老人の「住まい」に改装 ほか 042
九  州 球磨工業高校管理棟アートポリスコンペ/福永博さん震災への取り組み 047

[批評]
モダニズム建築のメッセージ(30) 別府市公会堂(吉田鉄郎)―松隈洋 032
淵上正幸の遥かなるル・コルビュジェを追って(3) ユニテ・ダビタシオン・マルセイユ 056

[実務]
古川保の伝統構法万歳!(31) エネルギーの独り占めをやめてくれませんか 034
反電磁波講座(67) チェルノブイリからの教訓―加藤やすこ 036
折り紙建築士養成講座(39) 切妻屋根の家をつくろう―木原隆明 054

[NEWS]
五十嵐太郎の先読み編集局(30) 若手日本人建築家らが活躍する現代の台湾建築 050
World Report(28) ハイチ大地震建築支援活動A 江崎貴洋 051
実務者のためのマネジメント・ブック・ガイド(3) ストレスフリーの整理術・実践編―納見健悟 052
Information 053
Focus 058




東日本建築集
アライ設計(埼玉県さいたま市) アーキステーション(東京都世田谷区) SALHAUS(東京都渋谷区)
永見建築設計事務所(東京都武蔵野市) エイプラス・デザイン(茨城県水戸市) 日本建築研究所(千葉県流山市)



中部建築集
ビュー市エール豊橋広小路/錦建築設計



西日本建築集
大建設計(大阪市西区) VANS(大阪市中央区) 角田暁冶+アトリエ・K一級建築士事務所(京都市北区)
LPE.建築studio(広島県安芸郡)



九州建築集
NTTファシリティーズ九州支店(福岡市博多区) 義空間設計工房(沖縄県那覇市)


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