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建築ジャーナル
2011
3月号
No.1180
定価:900円+税

特集

歴史ある住宅を次世代に残す手段を探れ

 


2010年末の税制改正で、相続税の増税が決まり、課税対象者は現在の4%強から、2011年4月以降6%台に上がる見込みだ。
中でも、東京都内では、20%を超す地域がかなり出てくるとも言われ、緑に囲まれた低層の歴史ある住宅が、 高層のマンションもしくは、土地が分割されてミニ開発されていく可能性が増す。
相続税を主軸に、名住宅を次世代に残すことができるか、今後の対策について考える。

「歴史ある住宅を次世代に残す手段を探れ」より

■相続税だけが問題ではない。都市計画法で宅地の緑を「公」に位置づけよ
―後藤治 006
■CADで正確性担保、利用状況に応じた区分評価が節税に有効
―河合伸泰 009
■建物保全活用などが提案できるヘリテージマネージャー養成
―神奈川県 010
■歴史ある建物の保存に向けて、防火・構造・仕上げ材の特例を
―菅孝能 011
■大正15年築の里見ク邸を設計事務所と地域交流の場に
―久恒利之 012
■所有者に残す意志があれば、建物保存は無限に広がる
―伊郷吉信 014
■京町家を「まちづくり信託」で住み継ぐ
―石田光廣・桐生幸之介・西天平 016
■歴史的景観資源を結び、地方都市のブランドつくれ
―三原宏樹 018
■ディベロッパーの手に渡った「新前川國男邸」を救えた理由とは?
―木下壽子 020



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[ひと]
オピニオンの視線 空間に豊かな表情を生み出す紙の世界―嘉戸浩 026

[論評]
馬淵ビジョンの基本法制定を大畠国交相は即実行示せ―神田順 003

[地域の話題]
東日本 町に石場建ての家をつくる/JIA建築大賞「犬島アートプロジェクト『精錬所』」 ほか 034
中  部 岐大跡地、伊東豊雄氏が最優秀者に/愛知県芸大、新音楽部棟建設へ 038
西日本 石場建て実大振動実験公開/京都会館改修問題/町家ダンメンツアー ほか 040
九  州 九大六本松キャンパス解体/宮崎県産材でモデル住宅開発 ほか 044

[批評]
モダニズム建築のメッセージ(27) ペンシルヴェニア大学リチャーズ医学研究棟―松隈洋 028

[建築と政治]
民意主導の「建築基本法」制定のために―江原幸壱 058

[実務]
古川保の伝統構法万歳!(28) 「水俣エコハウスの機器」 030
反電磁波講座(63) 「教育のデジタル化と電磁波」―加藤やすこ 032
折り紙建築士養成講座(36) 「三面相の家をつくろう」―木原隆明 054

[NEWS]
五十嵐太郎の先読み編集局(26) ラカンブルによる東京リサーチプロジェクト 048
World Report(25) パプアニューギニアの原生林を守る@ ラバウルとマラクル 辻垣正彦 049
CULTURE CINEMA=志田歩 「平成ジレンマ」/BOOK=柳々堂 050
Information 051
OPEN HOUSE(12) 「吹上の家」 福井徹也 052
Focus 056




東日本建築集
建築最新事情 「ねぶたの家 ワ・ラッセ」(molo、ディーディーティー、フランク・ラ・リヴィエレ アーキテクツ)
建築集 東急設計コンサルタント(東京都目黒区) 津島デザインスタジオ(東京都港区) 設計チーム木 協同組合(秋田県能代市)




中部建築集
シード工房一級建築士事務所(愛知県尾張旭市) アーキ・キューブ(岐阜県岐阜市)



西日本建築集
永見龍一建築計画事務所(山口市) 渋谷建築設計事務所(広島県福山市) 空間工房用 舎行蔵一級建築士事務所(京都市上京区) 玄子空間デザイン研究所(大阪市西区) A1・ID設計(大阪府豊中市)


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