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建築ジャーナル
2010
4月号
No.1166
定価:900円+税

特集

BIMは住宅設計の何を変えるのか

 


BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)とは、 「仕上げや価格といった建築の諸情報をデジタル化して、3次元のかたちの情報とともにまとめた『3次元の建築情報データベース』」 (日建設計・山梨和彦氏)と呼ばれる仕組みを差す。
BIMの本質は、設計者・施工者・建築主の間にコンパクトなコミュニケーションを生むことにあるのではないか。 だとすれば、日々量産される住宅にこそ適用される可能性がある。
昨年出た東京高裁判決(設計契約=請負契約)のように設計行為の社会的位置づけが揺らぐ今こそ、 住宅設計においてBIMが果たす役割を探ってみよう。

「BIMは住宅設計の何を変えるのか」より

■論考
平塚桂
「2010年、『BIM的状況』の理由と問題点」004
藤村龍至
「記録と設計のポジティブな関係」008
豊田啓介
「いわゆるBIMに対するGrasshopper的プログラムの方向性」010
■ルポ 「立体的設計記録」の時代
田内隆司
「住宅の維持管理は建築士としての社会的責任」012
積水ハウス
「自社製CADの歴史を生かし、BIM研究に取り組む」013
グラフィソフト・ジャパン
「模型をつくるように、3次元モデルをつくる」014
レポート……柳沢究「住宅における建築データベースの可能性」015
■論考
満田衛資
「構造設計者から見たBIM的設計の課題と展望」016
家成俊勝
「設計ツールという道具―インクルーシブデザインとBIM」018



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[Close Line]
コンペより、市長選の民意が大事―山本理顕氏と小田原市長公開対話 022

[ひと]
オピニオンの視線 寄付とボランティアで、病院近くのわが家をつくる ― 植田洋子 024
設計事務所ダイアリー(49) 藤岡龍介(藤岡建築研究室|奈良市)066

[論評]
小田原市城下町ホール、山本案が市民に否定される理由 ― 桧森隆一 002

[地域の話題]
東日本 伝統建築を未来につなげるには政治から/構造設計事務所開発の「ワンダードーム」 ほか 036
中  部 ユーザー参加の学校づくり/海と山を巡るアートの祭典 040
西日本 関西リノベーションシンポジウム/京都水族館 ほか 042
九  州 熊本市上下水道局庁舎解体/佐賀県に伝統構法モデルハウス完成 ほか 046

[批評]
モダニズム建築のメッセージ(16) 東京都葛西臨海水族園 ― 松隈洋 028
布野修司の現代建築家批評(28) 磯崎新 「世界建築」の羅針盤 056

[実務]
美しき構造設計の世界(16) 「ラ・ヴィレット公園科学館のガラスの箱 ほか」 ― 竹内徹 026
古川保の伝統構法万歳!(17) 「改正品確法批判 その4」 030
[新連載] 建築基本法制定の道 「議員立法にこだわらずに制定急げ」 ― 岩橋健定 032
反電磁波講座(52) 「住民軽視の一審判決」―加藤やすこ 033
折り紙建築士養成講座(25) 「切妻造をつくろう」 ― 木原隆明 054

[NEWS]
五十嵐太郎の先読み編集局(16) もうひとつの修士イベント「6Q」 048
World Report(16) スペイン 第2回世界建築家会議[2] 浅倉協子 049
CULTURE CINEMA=志田歩 「オーケストラ!」  BOOK=柳々堂 050
Information 051
OPEN HOUSE [6] 「江戸川ガレージクラブ」 伊藤潤一 060
Focus 052
Letters 実寸おこし絵で、見学不可の「茶室」を再現 森傑 064




東日本建築集
山下設計事務所東北支社、渡辺治建築都市設計事務所、アクト環境計画、ジョイ建築設計事務所、
有村建築設計事務所




中部建築集
竹中建築計画工房、建築デザイン研究所



西日本建築集
日建スペースデザイン、HTAデザイン事務所



九州建築集
アカツキ建築設計事務所


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