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建築ジャーナル
2010
3月号
No.1164
定価:900円+税

特集

建築設計契約は「請負」か?

建築トラブル回避策

 


「工事予定金額の著しい予算超過は建築設計業務委託契約における被告(設計者)の契約不履行に相当し、 それまで支払っていた設計料を損害賠償とし、実施設計残金も支払いも却下」。 2009年4月23日の東京高裁判決「建築設計契約は一般に請負契約」での判決文である。
工事予定金額に対する認識が、被告の設計者と原告の建築主とまったく異なった。
建築設計契約は「請負」「準委任」かの法的解釈から、トラブルを回避するために、 コスト管理、契約書作成など、判然としない建築業務を総ざらいする。

「建築設計契約は「請負」か? 建築トラブル回避策」より

■被告設計者の発言
善養寺幸子
「契約書はただの紙切れ? 法令よりも消費者保護が優先か」 006

■弁護士はどうみるか
大川宏
「工事予定額は設計業務報酬に過ぎない。履行した設計報酬の支払いは当然」 012

白石悟史
「設計変更が出るたびに設計者はコストに関する説明義務を果たしてきたか」 012

清水勉
「『請負』という法的性格は、今の建築設計・監理業務に当てはまるのか?」 014
■アトリエ設計者座談会
大川三枝子×来場輝順×佐々木善樹×古川泰司
「減額調整は設計事務所にとって至難の技」 018
■提言
大川信行
「隣のアーキテクト、IT業界と建築業界」 020

山本想太郎
「ITを使って部品・建材情報を共有化、建築価値の共通認識を持つ」 022



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[ひと]
オピニオンの視線 千里ニュータウンを学び、生かせ ― 片寄俊秀 024
設計事務所ダイアリー(48) 阿部直人(阿部直人建築研究所|福島県郡山市) 058

[論評]
公共施設の木造化を現実にするには ― 腰原幹雄 003

[建築と政治]
集団規定の地方への移管は住民自治を加速させる ― 江原幸壱 023

[地域の話題]
東日本 復興小学校に刻まれたホスピタリティー/既存校舎を小・中一貫校に改築など ほか 034
中  部 堀越哲美さんに聞く「風の道」の今/JIA静岡が会員限定コンペを主催 ほか 038
西日本 兵庫県建築設計監理協会意見交換会/ジャンクションツアー(特派員)ほか 040
九  州 唐津・旧大島邸解体に市民が反対/博多口駅前広場イメージ図発表 ほか 044

[批評]
モダニズム建築のメッセージ(15) 代官山ヒルサイドテラス ― 松隈洋 028
布野修司の現代建築家批評(27) 原広司の建築手法 言葉の力 052

[実務]
美しき構造設計の世界(15) 「東京国際貿易センター2号館」 ― 中田捷夫 026
古川保の伝統構法万歳!(16) 「改正品確法批判 その3」 030
(CPD単位取得プログラム)
神田順の「建築基本法」をつくろう(終) 「建築基本法の実現に向けて」  032
反電磁波講座(51) 「健康被害を受けた住民が提訴」 ― 加藤やすこ 033
(CPD単位取得プログラム)
折り紙建築士養成講座(24) 「トランザメリカ・ピラミッドをつくろう」 ― 木原隆明 050
(CPD単位取得プログラム)

[NEWS]
五十嵐太郎の先読み編集局(15) 深?・香港都市/建築ビエンナーレとKUU 046
World Report(15) スペイン 第2回Wolrd Architecture Festival 浅倉協子 047
CULTURE CINEMA=志田歩 「モリエール 恋こそ喜劇」  BOOK=柳々堂 048
Information 049
Focus 056




東日本建築集
GK設計、河辺哲雄建築都市設計事務所、画工房、辺見美津男設計室、西沢建築研究所



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梓設計



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三谷設計、水嶋建築設計、現代綜合設計



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数寄楽舎


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