月刊誌で人気の特集が抜き刷りになりました。
福島第一原発事故によって、とりわけ放射線量の高い福島県では、子どもの健康を守るために、県外に避難する親子が増えています。 福島県に限らず、3.11以降、日本ではいやおうなしに放射能対策が必要となりました。 さらに、「計画停電」「節電」の混乱からわかった電力事業の実態から、原発に代わるエネルギーに切り替えるとともに、電気に依存してきた個人のライフスタイルを見つめ直す時期を迎えています。(本文32ページ)
送電線、携帯電話、家電、パソコンなどの電気機器から発せられる電磁波で、体調を崩す電磁波過敏症が世界的に急増している。 欧州や北欧では、成長期の脳に影響を受けやすい16歳未満の子どもに携帯電話を使わせないようにしているが、日本における携帯電話の普及は2010年6月時点で、携帯電話1億1千個を超え、子どもの携帯電話所有状況は、小6=24.7%、中2=45.9%、高2=95.9%になっている。 便利な電気機器の利用を反対するのではない。電磁波のリスクを知り、安全、安心な暮らしについて、考えてほしいのだ。(本文19ページ)
近年、「エコ」と称される風力発電機やエコキュートによる低周波音被害が各地で報告されている。低周波音による健康被害は1970年代から報告されているが、国は「知らせない、認めない、救わない」。低周波音被害は個人差があるとはいえ、政府奨励の環境にやさしいと呼ばれるエコ機材によって、身体が蝕まれ、近隣社会に亀裂が入る。建築界も低周波音問題に目を向けてほしい。いつ被害者、加害者になるとも限らないのだから。(本文20ページ)
この40年間で日本人の電気使用量は6倍以上に増加。オール電化世帯は2008年3月末時点で、全国で271万世帯に達し、前年比26.2%増と急速に拡大をしています。暮らしの中の電気のあり方、電磁波対策について考えてみました。(本文8ページ)
火は大変便利である一方、扱いを間違えれば火傷や鍛冶につながる危険を伴いますが、暖をとるために、明かりを得るための、調理をするための火を失うことは、果たして「安全、便利、環境に良し」なのでしょうか。学校給食、家庭での料理、地震時の避難所生活から、火のある暮らしについて考えてみました。(本文12ページ)
発明家、食デザイナー、精神科医に切り込み、電磁波の弊害をより多角的に問題提起しています。(本文20ページ)
電磁波被害者の実状、市民の素朴な疑問について、専門家、医師、弁護士がわかりやすく解説しています。電磁波対策の入門篇としてぜひ、おすすめします。(本文18ページ)