それは一本の電話から始まった
神戸市北区道場町のくらがり街道沿いに建つ江戸時代後期に建てられた茅葺き屋根の民家。
22歳までこの家で暮らした持ち主の大前延夫さんは、高速道路の建設にともない、壊すか移築の選択をせまられる。
大前さんの決断は、移築・再生。
いるか設計集団とともに茅葺きの家をよみがえらせた。
古民家の実測調査から竣工までの3年間の記録。
本書を通じてかつての農村風景を思い浮かべ風土の中から生まれた家づくりの技術を見直すきっかけになることを願っている(いるか設計集団)
定価:1,500円+税