ひらめきから確信へ
「さわりのあるものが好きなんやね」。わざと弦に触れて音を濁らす。澄んだ色に一滴墨を落とす。メキシコのピラミッドや古代遺跡、ベルベル人の土の家。いいと思ったら自分のものにしたい。つくってみたい。そんな病は建て主に伝染し、見たこともないけれど、昔からあったような建築が出来ていく。あくまでも自由にかつ確信をもって。そんな建築を実現する永田祐三の直観力。
「建築家とは」シリーズ第1弾!
定価:2,400円+税
インタビュー
第一章 原風景と学生時代
第二章 竹中工務店時代
第三章 永田・北野建築研究所 永田建築研究所
第四章 永田祐三の直観力
エッセイ
無極
守らなければならない街
描きたい街、魅力的な顔
今、建築界に時代を開く水脈は流れているか
マチスピカソ
なくしてはならないもの
どうすりゃあいいんだ
井上玄:「瑞雲庵」、永田祐三近影