北の大地にモダニズムを花開かせた建築家がいた。敬虔な祈りと人間愛に支えられた建築家、上遠野徹(かとの てつ)の世界を旅する本
好評の「建築家会館の本」シリーズ第3弾!
自らの立脚点を北海道に置き、広く世界をみすえた上遠野さんから建築家の生き方を学びましょう。
芦原太郎 社団法人日本建築家協会 会長
日本のミース・ファン・デル・ローエである。上遠野氏の自邸にこめられた日本的で直裁・簡明な外観、そしてインテリアからディテールに至るまで素材による北国の厳しい美学と哲学が、その空間にモダンなポテンシャルを生み出している。
出江 寛 建築家
定価:1,800円+税
論考
「北のモダニズム」兼松紘一郎
「北海道に近代住宅の花を開かせた建築家 上遠野徹」圓山彬雄
「北海道に理想の住宅を求めて」大滝重美
「北海道にこだわり、春を待つ住まい」瀬戸口剛
資料
作品・著作リスト/年譜「上遠野徹の軌跡と北海道近代建築史」
瀬戸口剛・照井康穂・橋村 明・原 朋教・林 雄嗣・眞壁喜男・圓山彬雄・横田 淳
倉方俊輔・松隈 章・本井和彦
平山和充 「上遠野自邸」「大滝邸」「旧栗谷川邸」