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1997年
建築現実の問題群


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1月号
【特集】方法意識を截る
作品   風土と建築  内藤 廣
作品   自力建設と手仕事の協働  永田祐三
作品   市民、環境、素材  辻垣正彦
作品   建築的実在、非作為  鈴木了二
風土と建築   インタビュー  土地に根ざし生き続ける博物館  石原義剛
自力建設と手仕事の協働   エッセイ  自力直営−  普通のこととして 堀 資永
自力建設と手仕事の協働   インタビュー  「あんな建築家初めてです」−  職人が語るホテル川久 久住 章
市民、環境、素材   対談  顔をどちらに向けるか  小原博人×辻垣正彦
建築的実在、非作為   論評  鈴木了二・物質の夢−  失われた時を求めて 五十嵐太郎
生活者の眼   再録  「東大闘争と建築計画学研究」  内田雄造
生活者の眼   エッセイ  内田さんのこと  穂坂光彦
再思再読   建築意匠講義−  人は何によって建てるのか 著者 香山壽夫


2月号
【特集】建築家の責任/ものつくりの原点
鼎談・建築家の責任   今、職能人として求められる責任の範囲  鬼頭 梓×阪田誠造×河野 進
建築家賠償責任保険(ケンバイ)の現状と、これから   設計者の責任とケンバイ  服部範二
湖東町立図書館の構造設計にあたって   技術の進歩と技術者の主体性  増田一眞
ケンバイ加入の心構え   ミスは起こりうる  針生承一
組織としてのアトリエ設計事務所の責任とは   アトリエ派は甘えているか  隅 研吾
大手組織事務所アンケート   意思決定と責任の所在はどこにあるか  梓設計、日建設計、日本設計、類設計室に聞く
構造設計者インタビュー   確認実験がない危険性  今川憲英
市民のことば   「住まいの複合汚染」と建築家の責任  能登春男
みかんぐみ インタビュー   個人の恣意を超えた設計共同体  今川憲英
大谷幸夫 インタビュー   アトリエの組織としての継承をどう考えるか  (聞き手 宮内嘉久)
再思再読   ビューロクラシイの時代と建築家  著者 磯崎 新


3月号
【特集】愛される建築/保存問題を捉えるもう一つの視点
市民に愛される建築   アントニン・レーモンドと群馬音楽センター  三沢 浩
インタビュー   群馬音楽センターと高崎の人々  茂田治男・斎藤 民・松浦幸雄
前野まさる インタビュー   建築が残るための3つの原則
神戸高校校舎存続問題   自重自治の城  野崎瑠美
愛されつつも逝く建築   同潤会アパートの魅力と保存問題  大月敏雄
文化財登録制度   設計監理料の50%を国が補助  西 和彦
建築材料の有効利用のために   古材の再利用と今後の問題  奥田辰雄
JIA保存問題委員会の活動を通じて体験したこと   失われた建築たち  夏目勝也
フィラデルフェアぼ日本書院   「松風荘」から世界の人々へ  フランク・L・チャンス(小林紘子訳)
再思再読   建築を愛しなさい  著者 ジオ・ボンティ

地域と地域を結ぶ糸 第5回 根の国山形
■ひと・風土・建築   「地の現実」の明と暗  宮内嘉久
       現代に生かす地域遺産  二宮正一 本間利雄
       鮮やかさと繊細さ  知野伸一
       地域社会への貢献  本間利雄設計事務所・地域環境計画研究室
       山形の明日を担う  羽田他所夫設計事務所
■ひと探訪   @飽くなき建築の追求  羽田他所夫
     A根としての屋根  本間利雄
■note   雪国型団地の展開


4月号
【特集】居住への思い
路上生活者の現実 1   ”居”を持たぬ人たちに対話の場を  宮下忠子
路上生活者の現実 2   明日は我が身?!  佐藤孟志
路上生活者の現実 3   都市の均質化と「ホームレス問題」  西澤晃彦
阪神・淡路大震災の被災地から   見えた戦後50年の虚構  大谷成章
住都公団団地建て替え問題 1   ”公団”はなぜ、コミュニティーを壊すのか?  神谷 薫
住都公団団地建て替え問題 2   建て替えから見た今後の公団住宅  笹原武志
外国人居住問題   外国人居住問題から都市居住を考える  稲葉佳子
まとめ 1   アジアの視点から日本の住まい、住まいづくりはどう映るか  畑 聰一
まとめ 2   日本の住宅・住環境をめぐる状況  内田雄造
再思再読   個人/個人を超えるもの  著者 花崎皋平


5月号
【特集】市民と建築を結ぶ橋
建築団体の問題意識   「社会の要請に建築を通じて私たちはこのように応えている」
 これからの木造住宅を考える会、家づくりの会、土佐派の家、住宅の協同建築をすすめる市民の会、土曜建築学校、欠陥住宅を正す会、アジア居住ネットワーク、パプアニューギニアとソロモン諸島の森を守る会、水脈の会、(仮称)設計入札はよくないと考える市民の会〔名古屋〕、名古屋CDフォーラム、人間環境ネットワーク、関西市民住宅機構、欠陥住宅をつくらない住宅設計者の会
何を求めるか   建築関係団体有用?無用?論  江口征男
現代美術から見た組織・運動・創造   人と人をつなぐものづくり  北川フラム
放談   初心に照らしてみる、戦後の社会・建築  平良敬一 vs 宮内嘉久
再思再考   美学入門  著者 アンリ・ルフェーヴル


6月号
【特集】翻弄される都市政策/高容積化規制緩和から見えるもの
歴史的背景を探る   「土地の有効高度利用促進策」をどう見るか  福川裕一
解説   「容積率規制の緩和策」を見る  都市計画法および建築基準法の一部改正案について
東京都23区の反応は?   唐突な「保進策」に混乱?!  (緊急アンケート)各区の「お家事情」明らかに
スクープ   「都心居住促進地域」はどこに指定される?
インタビュー   容積率緩和は株価維持対策にすぎない  長谷川徳之輔
シンポジウム   容積率をこれ以上緩和していいのか
 パネラー/大谷幸夫、前田昭彦、五十嵐敬喜 司会/福川裕一
各地の反応   大阪・名古屋・東京 住民、自治体職員、専門家はこう見る
 後藤 徹、上田 明、吉田不曇、斎藤孝彦、福田一豊、泉沢哲史、錦織亮雄、西岡 弘
設計者の眼     建築基準法改正で集合住宅は変わるか  浜田一彦
誰が支持するのか     容積率改正と自治体主権の現実  五十嵐敬喜
日照を考える     日影規制廃止は居住権侵害  岸本幸臣
再思再読     公共事業をどうするか  著者 五十嵐敬喜・小川明雄


7月号
【特集】人と人が集まって住む姿/都市居住を考える
高層居住は可能か   集住のかたちをイギリスに求める  西山康雄
新宿区若葉地区に見る   低層密集地再開発における容積率の限度  村上美奈子
都市再生の事例   キーワードは<コラボレーション>  −イタリア・モデナ市にみる都心居住の論理− 西山志保
コラム   博多商人のまちは今
 自由都市博多で暮らす
今後の集合住宅の姿   女性の視点で見た都市居住  山本邦史郎
設計者の考える都市居住@   一戸建てという妄想を捨てよ  −高密度都市のアメニティを求めて− 中筋 修
設計者が考える都市居住A   僕にできる最大の抵抗  −”聞く”ということ− 難波和彦
インタビュー   都心悪コミュニティーのゆくえ  大江守之
都心居住への取り組み1   名古屋マンション建設事情
都心居住への取り組み2   再開発事業は建物中心から生活者中心へ  吉田不曇
都心居住への取り組み3   地区ごとのガイドラインづくり  武田慎次
都心居住への取り組み4   地方自治体と住民を全く無視した「天の声」  井上赫郎
再思再読   白い手形と海賊窓  著者 宮内嘉久


8月号
【特集】廃墟からの再出発
水脈の会シンポジウム   阪神・淡路大震災から見えてくるもの  早川和男、小田 実、永田祐三 司会 高見澤たか子、道田 淳
資料   廃墟からの復興
貪欲開発が独走   いまなぜ神戸空港なのか  大谷成章
仮設住宅問題   回避する社会
構造矛盾があらわに   震災を人災に変えた欠陥建築  吉澤浩二さんに聞く
生成と崩壊の混在   廃墟について  磯崎 新
近代都市をどう考えるか   都市の不燃化がエネルギーの集積できる都市をつくる  木村俊彦
50年を距てた時空から透視されるもの   内側の焦土  宮内嘉久
再思再読   森と魚と激戦地  著者 清水靖子


9月号
【特集】現場職人再考/熟練技術者はどこへいったか
現代職人放談    ものづくりの国よ、どこへ
 増田一眞、田中文男、山本兵一、西尾 清、松本元意、菊池 均、杉本健造
日本建築学科を提案する   木造建築のわかる設計者の育成を  小川行夫
技術談義   コンクリート・今昔の移り変わり  増田一眞
沖縄の型枠職人     私の型枠大工との出会い記  照屋寛公
三河発 左官職人の現状   土壁は生き残れるか  山本寿仁
日本文化のアイデンティティー   衰退の危機にある木造技術  増田一眞
建築会の歪み   熟練技術者を失うことの意味  河野 滋
再思再読   《手の変幻》  著者 清岡卓行

地域と地域を結ぶ糸 第6回 富山 「もう一つの地域主義」への胎動
■ひと・風土・建築   富山に根ざす潜在力の可能性  宮内嘉久
       地域的伝統の継承
 大門町陶房「匠の里」・大島町南部保育園・大島町児童館
       のびやかな学舎
 桃季小学校・ひばり野小学校・ふるさと美術館
■ひと探訪   若い設計者に期待  藤田順吉朗
■notes   富山国際職藝学院の挑戦


10月号
【特集】「住まいづくり」コミュニケーション論
住まい手とつくり手の関係   いま、なぜ対話なのか  東 孝光
コミュニケーションをどう築くか   糸島の家にみるバヴの法則
 「設計とは何か」を伝えることをこれまで誰もが怠ってきた 山里茂樹
INTERVIEW:吉田保夫   規制スル住宅
「二フティサーブ」連動企画   どんな家に住みたいですか?  NIFTY SERVE×建築ジャーナル Media Max
パソコン通信で「家づくり」   建てたい人同士の情報交換の功罪  江森俊樹
地域探訪:栃木   大兵工務店の住まいづくり、まちづくり
設計現場の悩み   『家相』なんか要らない!  江口征男
建築相談から見えるもの   設計契約の心構え  清瀬 永
再思再読   住宅建築業務の手引
 良い住宅を建てるために 企画・編集/日本建築センター


11月号
【特集】新京都ビル/これでほんまによろしいか!?
考察+コメント   新京都ビルと「京都らしさ」  コメント:大谷幸夫、片方信也、小田 実
「新京都駅」設計者アンケート   次世代への方舟?粗大ゴミ?
宇野武夫、大高正人、小栗興治、落石亮子、栗林秀一、河野 進、小西敏正、酒井宣良、佐々木敏彦、鈴木善夫、滝井幹夫、竹山明英、野崎瑠美、寺島靖夫、吉田保夫、武 基雄、有村桂子、富塚宏泰
Photo Essay   素顔の京都  甲斐扶佐義
新駅舎、イエス   「京都らしさ」を異化するものとして  北沢恒彦
街頭インタビュー   「新京都駅をどう思いますか」
建築放談・番外編   コンペの情報公開が不十分であったから不評を招く!?  近江 栄
再思再読   光あるうちに
 −中世文化と部落問題を追って− 著者 横井 清


12月号
【特集】地域主義の未来像
論考:地域主義の未来像   「地域性」を生かす都市計画は可能か  福川裕一
地域主義の実践  札幌   内部空間の開放  豊かな自然を住まいに取り込む 土屋秀樹
            山形   モダニズムと地域性  知野伸一
            富山   再生された建築  近江美郎
            高知   四万十から引き出されるもの  西森啓史
            大分   古い素材を生かし、生き続ける建築  浅井康行
            沖縄   集まって住むかたち  伊志嶺敏子
パプアニューギニア発 環境破壊報告   驕るな 日本人  辻垣正彦
竹富島 伝統的景観の保存と修景   ”うつぐみの島”からの報告  備瀬ヒロ子
Tea Break   宮沢賢治のまちづくり  佐藤 清
インタビュー   地域性を発見し、それに少し付け加えること  有田でのアルセッドのスタンス 清水耕一郎
消費都市・福岡から考える”地域主義”   建築は「商品」か?  河上信行
再思再読   遺伝子組み換えSchool  安田節子(日本消費者連盟)講演会記録




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