HOME一覧前号


建築ジャーナル
2013
7月号
No.1214
定価:900円+税

特集

子どもの安全地帯を守れ

 


2010年度の児童虐待の相談は約55,000件。とくに都心部においては、児童養護施設の不足が言われているが、児童養護施設をはじめとする児童福祉施設の7割以上が20人以上の大舎制であり、日常生活は個別性より集団性が優先され、居住環境は家庭的な雰囲気から遠く離れている。高齢者福祉施設では小規模型、さらには地域分散型へと家庭的で街ぐるみのケア環境が進むように、障がい児、被虐待児、孤児・遺児たちが幸せで快適に過ごせられる居住環境を、社会全体でつくっていこうではないか。

「子どもの安全地帯を守れ」より

■未成年の障がい児の養育
普通の暮らしで、ハンディある子どもを育てていくこと
                            |福祉型障がい児入所施設「槇の木学園」

008
■就労継続支援施設B型
地域に開かれたカフェを実現、ホール、グラウンドも整備
                            |active cafehouse 風の子スクエア

011
■被虐待児、発達障がい児の養育
空き民家を生かして少人数のグループホームを実現
                            |児童養護施設 二葉学園

012
■就学前の知的発達障がい児の療育
ハンディある子どもとお母さんをサポート
                            |NPO法人葛飾幼児グループ

014
■交通事故・病気・災害による遺児・孤児の支援
遺児・孤児が成人するまで、心のケアに寄り添って
                            |あしながレインボーハウス

017



クリックすると大きな画像が表示されます
東日本版
中部版
西日本版
九州版



【ひと】
兼松紘一郎が巡る建築家模様 [7] 地域材でつくる建築の無限―和田耕一 003

【批評】
建築保存のポリエードル [19] 復元―笠原一人 020
透けた明るさ [19] 「名作住宅の構造デザイン」 池辺陽 ナンバーシリーズの射程―小野暁彦 022
都市計画は誰のためにあるか [17] ウォーターフロントの再生6 小樽・函館・門司港―中野恒明 046
前川國男の求めたもの [16] パリ万博日本館をめぐって 【上】―松隈洋  050
絵本のなかのコミュニティ・ビタミン [7] 歌うように自由に「まちの魂」を表現する―延藤安弘 054

【建築と政治】
現場発想の建築行政は可能か―江原幸壱 056

【地域の話題】
東日本 木格子で伊香保温泉街並み集景、工学院大・国産材の木造スポーツ施設、
      法政大学高村研、AASTUDIO、55/58年館保存など 028

中  部 「文化のみち」に巨大結婚式場、建築サークルTYACC、
      【名古屋】名城大学生、国産材の住まい「エンガワ暮らし」設計 034

西日本 【高知】土佐山田の舎、【京都】建築事務所がワッフル?、
      倉方俊輔の関西建築新世代【3】垣内光司 前編 038

九  州 久留米市総合都市プラザ計画再検証その2、日南市プロポ
      【佐賀】佐賀ん町屋ば甦らす会、【鹿児島】内之浦宇宙観測所  042

【実務】
古川保の伝統構法万歳! [55] 「誰のための木材利用ポイント410億円」 024
反電磁波講座 [92] 「医療でも増え続ける無線通信の利用」―加藤やすこ 026
森のある暮らし [7] 「地場材による建築をつくれ。中でも間伐材の利用を」―辻垣正彦 027

【NEWS】
五十嵐太郎の先読み編集局 [54] あいちトリエンナーレ作品第一弾の登場 049
まちの胃袋 [18] 「はっさく大福 広島県尾道市因島」 山崎亮 058
Information 002




東日本建築集
<建築集>長建設計事務所(新潟県長岡市) アトリエTARŌ(北海道札幌市)
横松建築設計事務所(栃木県宇都宮市) 青山設計(東京都中央区)




中部建築集
<建築集>アール・アイ・エー名古屋支社(名古屋市中村区) 川窪設計工房(愛知県岡崎市)
ナショナル・アーバン・デザイン(名古屋市東区) 服部多賢士・設計室(岐阜県岐阜市)




西日本建築集
<建築集>堂計画室(鳥取県倉吉市)




九州建築集
<学校建築特集>森崎建築設計事務所(北九州市八幡西区)




HOME一覧前号