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建築ジャーナル
2010
10月号
No.1172
定価:900円+税

特集

耐震改修を「診断」する

 


日本で過去150年に発生した地震の死者・行方不明者の累計は15万人を優に超す。これらの多大な人命の犠牲を教訓に、対策を講じてきた歴史がある。
1995年に発生した阪神・淡路大震災を受け、同年「建築物の耐震促進に関する法律」が施行。15年経った今、「耐震診断」「耐震改修」という言葉は市民に浸透した。
しかし、それとは裏腹に耐震化は思いのほか進んでいない現状がある。地震と隣り合わせの日本の耐震改修対策の問題はどこに潜んでいるのか、その実情を「診断」したい。

「耐震改修を『診断』する」より

■実務者からの提言
「責任が問われる緩慢な建築行政。今こそ日本の技術力を生かすとき」 山田稔 010
「耐震診断は一朝一夕にあらず。診断結果に差異が生じる理由とは」 谷尾俊弘 012
■実務者の持つべきキャリアと見識
「携帯基地局の電磁波でマンション住民に深刻な健康被害 006
■安全性だけじゃない!耐震改修の魅力
「PcPCaフレーム工法でデザイン向上」 京都大学総合人間学部吉田南2・3・4号館 014
■耐震診断・耐震改修急げ!
「新耐震基準以前の木造住宅のすべてを戸別調査」 JIA渋谷地域会 016
■政策から耐震改修を見る
「着実な事業化と問題意識の共有化で学校施設の一刻も早い耐震改修を」 岡田恒男 018



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東日本版
中部版
西日本版
九州版



[ひと]
オピニオンの視線 園芸療法を通して、生活をより豊かに、幸せに ― 澤田みどり 020
設計事務所ダイアリー(55) 加藤一成(加藤一成建築設計事務所|秋田市) 058

[論評]
区民のニーズに応えた政策が、基礎自治体の命 ― 桑原敏武 003

[地域の話題]
東日本 重文相当の明石小学校解体着手/東工大に博物館オープン ほか 030
中  部 確認審査した県の責任、10月29日に判決/木造3階建て見学会 ほか 034
西日本 第1回ニッポン建設映像祭/セカンドオアシス協同組合設立 ほか 036
九  州 熊本県水俣市学校エコ改修/九州デザインシャレットin唐津 040

[批評]
モダニズム建築のメッセージ(22) 京都市水道局山ノ内浄水場 ― 松隈洋 022
布野修司の現代建築家批評(34) 建築の持続 それぞれの役割 052

[実務]
美しき構造設計の世界(20) 「東京海上ビル」 ― 小西泰孝 024
古川保の伝統構法万歳!(23) 「水俣エコハウスの水回り」 026
反電磁波講座(58) 「電波の圏外を求め220kmをウォーク」 ― 加藤やすこ 028
折り紙建築士養成講座(31) 「ピサの斜塔をつくろう」 ― 木原隆明 050

[NEWS]
OPEN HOUSE(8) 「H邸」 竹中健次 042
五十嵐太郎の先読み編集局(21) 世界デザイン首都・ソウル2010/ザハ問題 045
World Report(21) 上海万博レポート 布野修司 046
CULTURE CINEMA=志田歩「わたしの可愛い人―シェリ」 BOOK=柳々堂 048
Information 049
Focus 056




東日本建築集
現代建築研究所(東京都新宿区)、エムロード環境造形研究所(群馬県渋川市)、みすヾ設計(長野県飯田市)
西山建築設計事務所(神奈川県小田原市)、創夢舎(埼玉県飯能市)、ラダックデザインアソシエイツ(東京都港区)



中部建築集
裕建築計画(名古屋市千種区)



西日本建築集
福本設計(奈良市)、双星設計(大阪市北区)、NTTファシリティーズ一級建築士事務所中国支店(広島市中区)
宮崎建築設計事務所(岡山市北区)




九州建築集
アーキテクト憧(福岡市中央区)


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