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建築ジャーナル
2009
5月号
No.1151
定価:900円+税

特集

「エコ」と低周波音被害

 


 5月号特集担当/中村文美・上田隆・定金史子

近年、「エコ」と称される風力発電機やエコキュートによる低周波音被害が各地で報告されている。
低周波音による健康被害は1970年代から報告されているが、国は「知らせない、認めない、救わない」。
低周波音被害は個人差があるとはいえ、政府奨励の環境にやさしいと呼ばれるエコ機材によって、身体が蝕まれ、近隣社会に亀裂が入る。
建築界も低周波音問題に目を向けてほしい。いつ被害者、加害者になるとも限らないのだから。

「エコ」と低周波音被害」より

■低周波音症候群被害者の会
「政府奨励のエコ機器で、被害者・加害者を生み出す」
■被害の現場から ―
風力発電・エコキュート・スーパーの冷却設備・建設現場
■環境省
「低周波音被害は増えている」
■「巨大風力発電機の夜間運転停止、建設距離規制急げ」
保坂展人
■「高気密・高断熱等の防音対策が低周波音被害を助長」
汐見文隆

建築ジャーナル5月号表紙

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九州版
 

[ひと]
オピニオンの視線  地球温暖化の情報公開は国、産業界の責任 ― 早川光俊 026
設計事務所ダイアリー(38) 平田晃久(平田晃久建築設計事務所・東京都港区)060

[論評]
住民の高齢化と団地老朽化 建築家の力求む ― 山岡淳一郎 024

[政治と建築]
二つの建築基本法 ― 江原幸壱 025

[ジャーナルギャラリー]
キョート*ダンメンロシュツ 町屋の跡を発見せよ ― 吉永健一 029

[地域の話題]
東日本 耐震強度不足で、改修後1年半で体育館解体/東京中央郵便局庁舎のその後 ほか 038
中  部 名古屋駅前の摩天楼化に拍車/大府市の新設小学校計画 ほか 044
西日本 旧駒井邸公開再開/京都建築スクール始動 ほか 046
九  州 熊本「食糧会館」復元に向け検討開始/木造住宅助成制度 ほか 050

[批評]
モダニズム建築のメッセージ(5) 新朝日ビルディング ― 松隈洋 032
布野修司の現代建築家批評(17) 石山修武篇 その2「形態は生産を刺激する」 056

[実務]
美しき構造設計の世界(5) 「サン・ヴィセンテ・デ・パウロ」 ― 佐々木睦朗 028
古川保の伝統建築万歳!(7) 「熊本のスギQ&A その2」 034
神田順の「建築基本法」をつくろう(2) 「建築基本法の骨格とは」 036
反電磁波講座(41)  「電磁波・化学物質に配慮した健康住宅」 ― 加藤やすこ 037
折り紙建築士養成講座(14) 「ブロックの組み合わせをつくろう」 ― 木原隆明 054

[NEWS]
五十嵐太郎の先読み編集局(5) 幻の卒業設計日本一 菊地尊也 030
World Report(5) フィンランド大使館コンペ 大久保慈 031
CULTURE CINEMA=志田歩「ミルク」 BOOK=柳々堂 052
Information 053
Focus 062




東日本建築集
関野宗教建築設計事務所、INABA建築設計事務所、アクアジャパン東京、荘司建築設計室、駒田建築設計事務所
西井都市建築設計事務所、冨谷進プラススタジオグレイ




中部建築集
建築設計クレエ、快適空間研究所、西井都市建築設計事務所



西日本建築集
木村建築事務所、コンパス建築工房、小田裕美建築設計事務所、MIKI建築設計事務所、アトリエテクネ
大野アトリエ、西井都市建築設計事務所




九州建築集
岩野亨建築設計事務所


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