建築ジャーナル
2007 7月号
No.1123
定価：900円＋税
特集
もう黙っていられない
建築基準法改悪
7月号特集担当／浅野未紗子 表紙写真／今田修二
6月20日、改定建築基準法が施行された。
国土交通省が耐震偽装事件発覚を発表した2005年11月から約1年半というスピード法。これで耐震偽装事件の原因追求も、中途半端なまま強制終了か。
今回の改定建築基準法について、『建築ジャーナル』は断固反対の立場を表明する。体裁だけを整えた、技術者否定、国民軽視の改定法であるためだ。
この改定によって、日本の建築文化と建築家が危機に立たされている問題について、取り上げたい。
｢もう黙っていられない建築基準法改悪｣より
| ポイント | 建築家生命を奪う? 建築基準法等改定のポイント |
| コント集 | そんなアホな! でもあり得るんです 建築基準法は他人事じゃない 古川保 |
| 01 | 改定の賛否 改定に真っ向反対の技術者 条件つきで容認する建築団体 ・反対派 神田順、真崎雄一 ・条件付容認派 仙田満、大越俊男 |
| 02 | 本丸の意図 ｢見逃さないような仕組みを」が国民皆さんの声です 水流潤太郎 |
| 03 | 新制度とは ・改定の目玉、構造計算書適合性判定 木造平屋でも申請料15万円UP!? ・読者の声 ｢構造計算適合性判定制度に賛成ですか、反対ですか」 |
| 04 | 検証 適合性判定の形骸化を懸念 制度運用に欠陥はないのか |
| 05 | 私の対案 混乱する現場、納得できない法改定 私ならこう突破する! 真崎雄一、戸谷英世、佐々木善樹 |
| コラム | この基準法改悪は日本の建築文化の消滅につながる 和田洋子 なぜ私は適判員演習におちたか これで夜道も安心・安全? 大阪府、建築確認事前審査制度導入 |
