建築ジャーナル |
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2月号特集編集担当/中村文美 表紙写真/今田修二 構造計算書偽造事件の発表から2カ月が経過した。 1月17日現在、構造計算書の偽造が確認された物件は94件に及び、建物用途は共同住宅、ホテルが大半を占める。 偽造発覚後、国は安全性を理由にホテルの営業自粛を促し、耐震強度が50%に満たない偽装分譲マンションについては、 自治体が建て替え・再分譲するなどの公的支援策を打ち出した。 本特集では「建築士」「建設業界(施工者、販売者、事業者)」「消費者」「確認検査機関」「国・行政」の5つの責任を問う。 政府は偽造事件対策関連費に80億円もの税金を投入する。事件に直接関与しなくても、もはや他人事ではない。 事件が生んだ要因を「我」ものとして考え、変革を求める姿勢が必要ではないだろうか。 「無責任社会5つの罪 構造計算書偽造事件」より
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[緊急論考]
建築家よ世に出よ 02
「大規模集客施設の高所に物を設置するな」川口健一 04
[INTERVIEW]
「『上方浮世絵館』はまちの元気印」 高野征子 08
[論評]
「一極集中のないオランダ都市圏の不思議」 角橋徹也 10
「署名できる建築を―耐震強度偽造事件に思う」 島本慈子 11
[地域の話題]
東日本 建て替え・高層化に歯止めを、JIA保存問題に要望書を提出 ほか 12
中 部 2005年にチャレンジしたこと 14
西日本 実物大6階RC造ビル震動破壊実験、耐震偽造を考える学生会議 ほか 16
九 州 九州大学15年かけて新キャンパスへ統合移転、骨太なまちづくり ほか 20
informatiom 24
オススメABC 26
[安心安全住宅ニュース]
古川保のこんなものほしい9 軽い瓦ってや〜ね。 29
設計監理SOS 「修復不可能」な杜撰施工の欠陥マンション 山口曜一 30
反電磁波講座2 携帯電話の電磁波を防ぐシールドクロス 加藤やすこ 32
[連載]
頁 連載タイトル 連載number 内容 文 56 建築風土記 静岡県中西部篇 14 耐震先進県、静岡で考える建築の安全性の担保 60 筑豊通信 41 つべこべ言わずに違反ブロックの一斉摘発を 濱田イサオ 61 佐久間慎一郎の建築風景 26 白川郷 佐久間慎一郎 62 仮設住宅改造計画 8 夏は蒸し風呂だった仮設住宅が迎える2度目の冬 五十嵐純一 64 住宅を読み解く 4 「FLOATING CUBE」松山将勝設計 鬼頭梓+
山下和正+
吉田研介+
渡辺武信67 基礎から学ぶ設計事務所の家づくり 12 手と頭を使い住まいを形に 大場浩一郎+
坂口舞+
杉村逸男+
水野宏68 未来絵本・火星移住計画 4 建築家がかかわるべき火星住居の設計 石川洋二 69 建築をあるく 21 キャナルコート東雲 大川ラワァル三枝子 70 萬來舎・建築の継承を科学する 6 文化財保存学の見地からは認めにくい残し方 72 設計事務所ダイアリー 2 橋本修英さんの1ヵ月 アーキテック 73 Focus 74 Forum 構造計算書偽造事件に意見! 法から教育まで建築界全体を大洗濯する時 ほか 小野寺一彦 ほか
東日本建築集
渡辺建築設計事務所
西日本建築集
谷守建築設計事務所、三谷設計事務所
中部建築集
アトリエ創 一級建築士事務所
九州建築集
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