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2004 4 月号 定価：900円＋税 ●表紙撮影／小林草太 ●デザイン／久保佳子 厚見達也 ●4月号特集編集担当／常名孝央 21世紀の現在に至っても、日本建築界が抱えている諸問題は市民・利用者にとって明るい兆しに向かっているとは言い難い状況にある。欠陥建築やシックハウスなど、建築界を超えて社会問題となっていることさえ、まだまだ抜本的な進展を見せるには至っていない。そこで、新年度、新学期が始まる4月号では、建築界における積年の諸問題を再確認するとともに、９人の識者による提言をまとめた。暗い現状に多少なりとも明るい兆しが見えれば幸いである。 「建築界へ ９つの提言」より |
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特集
建築界への９つの提言
失業問題
地域密着の環境・福祉型事業への転換を 辻村定次 32
欠陥建築
建築士独立に向け、徹底的な責任追及を 伊藤 學 34
シックハウス
患者への理解と国民を守る仕組みづくりを 松本恭治 36
サステイナビリティ
地球的環境破壊のつけを子孫に残さない 林 昭男 38
保存・再生
専門家は理論で保存を訴える義務がある 吉田鋼市 40
ＣＭの可能性
まずはＣＭ方式に対する正しい理解を 嘉納成男 42
設計者選定
地方に中央が口を出しすぎないこと 藤本昌也 44
建築設計資格制度
専業設計者は職能法を求め続けよ 瀬口哲夫 46
建築家職能
建築が本来持つ切実さに目を向けよう 鬼頭 梓 48
巻頭インタビュー
誰も知らなかった価値や意味が立ち上がる瞬間 藤 浩志 2
論 評
環境教育におけるスウェ―デンの『新しい実験』 里深文彦 6
路地の見直しでまちづくり 三沢 浩 7
地域の話題
東日本 朱鷺メッセ事故で共同会見、シックハウス問題シンポジウムほか 8
中部 愛工大セミナー「なぜリフォームか」、マンション被害者集会ほか 12
西日本 箕面市民が抗議する「新都心」、法善寺横丁の復興ほか 16
九州 変わる箱崎の駅とまち、福岡県美しいまちづくり賞ほか 20
information 24
月刊 安心安全住宅ニュース
古川保のこんなものいらない27
商学部建築学科U 27
設計監理SOS
「不良住宅展示場」訪問紀行 小川善博 28
住宅問題の裏が見えるコラム49
政府・自治体は敷地の最低規模を定めよ 松本恭治 30
連 載
建築風景C〜金峯山寺蔵王堂 佐久間慎一郎 51
設計者選定を考える 福岡市からの報告@ 52
木のネットワークB 古材バンクの会 木童 54
筑豊通信R 濱田イサオ 55
五感で検証する公共空間のディテールI 津田美知子 56
ＣＭが建築を変える３３ 小菅 哲 58
新・家をつくろう 坂口舞 吉山淳子 60
東日本建築集
日東設計事務所、インテルメディア・デザインスタジオ、エス インターナショナル アーキテクツ、耕建築設計事務所、ソシアル綜合設計
西日本建築集
都市建築綜合研究所、イデア・ファイブ、土山達也＋terramonte建築研究所、カオス建築設計事務所
中部建築集
九州建築集
下舞建築設計事務所