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建築ジャーナル
2009
12月号
No.1159
定価:900円+税

特集

実務者が望む
伝統構法は生き残れるか

 


石場建てによる伝統木造住宅が、2007年6月の改正建築基準法以降、実質上、建てられない状態が続いている。
2008年から開始された「伝統木造住宅の性能検証・設計法構築事業」では、伝統的木造軸組構法住宅の簡易設計法を開発し、 当該建物の審査に係る環境の整備を事業の目的としているが、事業期間残り1年となった現在、研究者と実務者の間に見識の相違が顕在化した。
石場建てに焦点を絞り、伝統構法の生き残る策について探ってみた。

「実務者が望む伝統構法は生き残れるか」より

■国交省から
「実務家の言う仕様に基づいて、2010年は石場建ての実大振動実験を行う」 越海興一
■構造研究者から
「簡易な構造計算、安全性を担保するには、足元を止める設計が有効」 河合直人
■構造研究者に聞く
「変形性能の合理性理解し、伝統構法絶やさない仕組みづくりを」 鈴木祥之/font>
■構造研究者に聞く
「適判と告示主義を見直して判断基準の合意形成目指せ」 樫原健一
■大工から
「法律や設計法なんて関係ない。人命を守ってきた現存建築が何よりの証し」宮内寿和
■実務者から
「居住性、環境性、耐震性に富む伝統構法、石場建てを研究の最重要項目に」綾部孝司
■政治家から
「構造力学のみで伝統構法を縛ることは大きな間違い」 前田武志
■「木の建築フォラム/東京」の報告と考察
「実務者と構造研究者、伝統構法の認識になぜ、意見が割れるのか」 江原幸壱
■設計者の声
「伝統構法による『つくり方』を保存せよ」 岩波正
■NPO法人「伝統木構造の会」から
「伝統構法の復権は、職人文化を取り戻すこと」 増田一眞
■民主党政権は伝統構法を守れるか
「石場立ての実大実験、事業委員会の見直し検討」

建築ジャーナル12月号表紙

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東日本版
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九州版 
 

[ひと]
Close Line 鞆の浦景観裁判勝訴! 伝建地区指定による「まちなみ保存」を ― 松居秀子 026
オピニオンの視線 エレベーターを乗客目線で楽しく鑑賞 ― 梅田カズヒコ 028
設計事務所ダイアリー(45) 鈴木弘二(鈴木弘人設計事務所|宮城市青葉区) 072

[論評]
貧困率の要因は「緩和型」の都市・住宅政策から ― 坂庭国晴 022

[ジャーナルギャラリー]
リエゾン・夢のアリーナ 039

[地域の話題]
東日本 構造設計事務所考案の底盤不要の擁壁/浅草寺がマンション問題で提訴 ほか 044
中  部 JIA東海大会、豊橋で開催/第1回鈴木禎次賞に竹中工務店 ほか 050
西日本 若手建築家の展覧会・シンポジウムが開催/堺市向ヶ丘団地で減築など実証試験 ほか 052
九  州 新・木造の家コンペ/福岡市高さ制限見直し案 ほか 054

[批評]
モダニズム建築のメッセージ(12) 聖ポール教会 ― 松隈洋 034
布野修司の現代建築家批評(24) 象設計集団の作品 地球に根差して……周縁から 062

[実務]
美しき構造設計の世界(12) 「香港上海ビル」 ― 金箱温春 030
神田順の「建築基本法」をつくろう(9) 「性能ブリーフで建築主責務を支援」 036
反電磁波講座(48) 「米国建築科学研究所の勧告」 ― 加藤やすこ 037 (CPD単位取得プログラム)
折り紙建築士養成講座(21) 「教会の尖塔屋根をつくろう」 ― 木原隆明 060 (CPD単位取得プログラム)

[NEWS]
五十嵐太郎の先読み編集局(12) 京都の建築新人たち 032
World Report(12) ウガンダ共和国A アフリカのジレンマ 渡辺菊眞 033
CULTURE CINEMA=志田歩 「PUSH 光と闇の能力者」 BOOK=柳々堂 058
OPEN HOUSE(3) 「フクシマモデル」吉村昭範/吉村真基 056
Information 059
Focus 066
2009年建築ジャーナル総目次 068




東日本建築集
三和設計、クニモト アーキテクト デザイングループ、一級建築士事務所アトリエTARO、
清水公夫研究所、山本想太郎設計アトリエ、藤吉秀樹建築計画事務所、山嵜雅雄建築研究所




中部建築集
NTTファシリティーズ北陸支店、GA設計事務所



西日本建築集
京都建築事務所、C・E・M椎原総合設計、中川企画建設




九州建築集
建築設計 宙工房


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