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建築ジャーナル
2007
6月号
No.1122
定価:900円+税

特集

邑楽町 建築家たちの集団訴訟

 


 6月号特集担当/上田隆 表紙写真/今田修二

壁が目前に立ちはだかる。
「建築家は、設計図を用意する業者」だと見る行政の壁。
「建築は文化ではなく経済行為」という世の認識の壁。
「公共建築は安けりゃいい」と言う住民の壁。
群馬県邑楽町庁舎の住民参加型コンペは、これらの壁を打ち砕くかに見えた。
しかし、首長が交代するなり、住民とのワークショップで練り上げた山本理顕設計工場の案は、破棄された。
十分な説明もなく、もう一度コンペをして設計者を選定した。
これを不当と町を訴える建築家たちの集団訴訟に注目したい。
壁に亀裂を入れるために。

「邑楽町 建築家たちの集団訴訟」より

01 集団訴訟に至るまで
新首長が山本案を破棄した不可解なプロセス 編集部

02 なぜ闘うのか
建築が「思想」であることを社会に示したい 山本理顕

03 邑楽町庁舎裁判の争点
なぜ、建築家たちは集団訴訟を起こしたか 清水勉
04 憲法から見た建築家の地位
思想表現としての建築 木村草太
05 建築界の本音
「山本さんは訴訟を起こすべきだったのか」 匿名で建築関係者にインタビュー
06 邑楽町の主張
契約の履行はすべて終わっている 久保田文芳・邑楽町長からの回答文書
議員から
山本案を斥けたのは民意 小倉修
07-1 建築家たちの決意表明
なぜ、原告となったのか 石田敏明、伊東豊雄ほか
07-2 建築家たちの決意表明
なぜ、賛同者となったのか 小野田泰明、北山恒ほか
08 住民参加型コンペの意味
公共建築の最前線 前途は洋々なれど浪高し 中川武
09-1 邑楽町庁舎裁判の意味
プロセス・公開・参加というプログレマティーク[問題提起] 布野修司
09-2 邑楽町裁判の意味
「建築家と新しい建築家の戦い」としての裁判 五十嵐敬喜

建築ジャーナル6月号表紙
地域:  
注文数


[緊急告発]
耐震偽装マンションはその上、欠陥建築でもあった 濱田幸慶 02

[編集長通信]
耐震偽装事件の結果がこれなのか 西川直子 08

[論評]
アーチ石橋を「造る」時代への動き 片寄俊秀 09

[INTERVIEW]
自転車のように小回りを利かせて人生を楽しむ 後藤康之 10

[地域の話題]
東日本 ワークキャンプでセミナーハウスを保存、横浜国大の「Y-GSA」ほか 12
中  部 「宗次ホール」オープン、博久塾第4回、新任教員に聞く ほか 18
西日本 バウビオロギー建築開所式、INA新建築研究所の合併「披露宴」 ほか 22
九  州 西岡弘さんが取り組む「宅育」の家 ほか 26

information 28
建築をかじる 川野惠子・斉藤理 30
オススメABC 伊藤憲夫、曽田忠宏、飯田善彦 30

[安心安全住宅ニュース]
古川保のこんなものほしい25 33
設計監理SOS 幸田雅弘 34
それでも高層マンションに住みますか 終 織田正昭 35
環境症2 猫田白重 35
反電磁波講座18 加藤やすこ 36


[連載]

連載タイトル 連載number 内容
60 建築風土記 大分県由布市篇 27 外部資本と町村合併 本来の由布院の姿を守りたい
64 筑豊通信 57 建築士、行政そろって工事監理を理解せず M田イサオ
65 The Grand Tour 6 現実としてのユートピア 22世紀像の描き方 村上心
66 建築をあるく 37 「21_21 SESIGN SIGHT」 上野タケシ+
佐々木善樹+
大川ラワァル三枝子
67 設計事務所ダイアリー 18 古谷誠章さんの1カ月 NASCA
68 文藝ジャーナル 3 永田町の密約 耐震偽装事件 戸谷英世
70 FOCUS
72 FORUM アートのオーセンティシティーとは何か 小西敏正
第1回ワークショップ報告 住む人が生き生きする家づくり、まちづくり 八巻秀房+
平野謙太
雪で破損の学校は市長と設計者の住民無視の結果 米村輝子



東日本建築集

  横河建築設計事務所、アーキディアック、田中雅美建築設計事務所、TAU設計工房、上西建築都市設計事務所、
   F.D建築研究所、佐野契建築設計事務所




中部建築集
  アズテック建築設計研究室、加藤設計、三共建築設計事務所、鵜飼哲矢事務所



西日本建築集
  梓設計大阪支社、御堂設計、CASEまちづくり研究所



九州建築集

  INA新建築研究所九州支店、メイ建築研究所


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