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建築ジャーナル

2004 11 月号
定価:900円+税
●表紙撮影/今田修二
●デザイン/久保佳子 厚見達也
●11月号特集編集担当/上田 隆

「『復旧』はしたが、『復興』はしていない」。前号前編で俯瞰した阪神・淡路大震災10年後の、被災のまちの状況だ。今号後編では、個々のまちを見つめた。復興都市計画を巡って対立する推進派と反対派に話を聞けば、両者は同じく「生活再建」を望んでいた。あつれきを生む計画こそ誤りなのだ。しかし住民が行政に自ら提案し、多くの変更も成し得た。そんな住民自治の萌芽こそ、復興のまちの「灯」といえるのではないだろうか。

「被災地、まちの灯」より
東日本版
中部版
西日本版
九州版




特集[後編]
被災地、まちの灯




実状
 4つのまちの「復興」度  38
証言
 「人の暮らし」は戻っていない  42
実感
 被災地発、住民自治の萌芽  46


KJインタビュー
一律の規制ではなく、まちにタウンアーキテクトを 布野修司 4

論 評
NPOはまちづくりに万能か 中村智彦 8
シゾフレとメランコの間合い 西岡 弘 9

ニュース360°
国際文化会館が保存再生へ 10
JIA環境建築賞は大賞該当なし 11

地域の話題
東日本 JIA入札問題で落札代表者のみ懲戒処分、指定管理者制度に提言ほか 12
中  部 木製単層ラチスアーチシェル構造開発、養老天命反転地で野宿生活ほか 16
西日本 大阪府が完了検査率7割、台風で屋根飛んだ山口情報芸術センターほか 20
九  州 「福岡サンパレス」購入した福岡市、廃材削減で青木茂氏が受賞ほか 24
information 28
今月の注目の人 31
おすすめの一冊 31

月刊 安心安全住宅ニュース
古川保のこんなものいらない 34
ものづくりはごみづくり。土は22世紀の建材なり  33
設計監理SOS
狙われる住宅 磯部和久 34
住宅問題の裏が見えるコラム56
自治体の緊縮財政が経済弱者を切り捨てる 松本恭治 36


連 載

私の視点『住宅プロデュース』 茶之木宏次  江口征男 49
まちのレシピB 赤松麻衣 50
建築風景J〜知覧の武家屋敷 佐久間慎一郎 51
五感で検証する公共空間のディテールP 津田美知子 52
新・家をつくろう 新住宅学習会Vol.2 第11回 54
CMが建築を変える40
 小菅 哲 56
筑豊通信26 濱田イサオ 58



東日本建築集
海老沢宏環境工房、大谷忠建築設計事務所、KTインターナショナル



西日本建築集
ディ・オー一級建築士事務所、SUM建築デザイン、三報一級建築士事務所



中部建築集
西建築設計事務所



九州建築集





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